2018年6月9日土曜日

澄んだ空に吹き渡る爽風

一昨日のブログに書いた通り、昨日根子岳のハイキングに行ってきた。この山は故郷長野の善光寺平から南東に位置し、朝に夕に仰ぎ見た懐かしい山である。長野から見ると裾野が実に美しく流れ、麓が有名なリゾート菅平高原高原、スポーツ特にラグビーをする青少年の夏の合宿所、或いはスキー場としても古くから有名である。上信越高原国立公園にも昔から指定されているが、中心の志賀高原から少し外れているので一寸蚊帳の外の感もなくは無い。

新幹線上田駅からの入山するのが普通で、道路も立派に整備されているのだが、何故か公共交通機関であるバスの便が真に悪い。しかし逆の見方をすると、不便な分だけ観光客ハイカーが少なくなるので静けさが保たれ、小生如き山の静寂を好む人には有難い。これで片道数百円のバスが頻繁に運行を始めたら、首都圏からの客で奥多摩の様な雑踏になりかねない。案の定昨日の好天にも拘らず山は静寂そのもの、時折小鳥の囀りだけが聴こえるのみだった。

歩いたコースは往復5キロ一寸標高差でも片道550メートル、しかもアップダウンは無いので非常に年寄り向きコースでもある。もちろんこれだけの情報を織り込んでコース選定をした次第だが、何しろ半年以上山歩きを想像もしていなかったので当初は無事行ってこれるか不安だった。ところが上田駅で乗り込むことになったタクシーのドライバーさんが最高で、彼は東京から上田に移り住んで4年目の人。

都会が性に合わずこちらに住んで、近隣のことを勉強しながら時折近くの山々を歩いているとのこと。小生は都会に憧れ東京住まいだが、住んだことは無いが未だに本籍地が上田なので何かと話が弾んだ。帰りも山頂から電話して迎えに来てもらうことにする。サービス精神も旺盛で料金も大分サービスしてもらったし、彼の話を聞くと上田市はなかなか面白い街でまた来てくなった。彼に勇気づけられたせいもあるだろう、満開の山躑躅と青い空に心地よい風でハイキングは満点だった。

残念なことは東京に着いてからの食事とか洗濯などの後始末、こればかりはこれから自分でやらなければならないのが気懸りだが、入浴と洗濯はリフォーム効果が大分効いている。これから少しずつハイキングを楽しむことにしたい。

ハイキングの詳細はこちらを参照願います。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1491839.html

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