2017年9月11日月曜日

無駄遣い

電車の屋根が燃え上がるとはシャレにならない。娘の家族が小田急沿線に住んでいるので心配であるが、連絡が無いので関係なかったと言うことだろう。話が少し変わるがこの娘、若い時から誰に似たのか、小生でないことだけは確かだが大変倹約家だった。独身の20歳前後から誕生日祝いにアクセサリーの類をプレゼントしてもそんなに感激しないので、よくスキーなんかに連れて行ってやった。

そんな折に聞いた娘の「私は貯金通帳の数字が増えるのが最大の楽しみなの!」には本当にびっくりしたものだ。今や自業自得で、こちらが娘を見習わなければならぬ立場になってしまった。個人的なことは措くとして、無駄遣いは誰にとっても慎むべきことに違いない。無駄遣いのチャンピオンは日本国そのものであることに異を唱える人は少ないだろう。特に米中の喧嘩にこと寄せてのオンボロ兵器の大量購入は酷すぎる。

防衛省は正に焼け太りで、防衛予算が増えれば良いと思っているだろうが、国民からすれば全くの無意味、一方で増やしてほしい社会福祉関係とか教育関係予算、農業予算にしても削減一筋ではないか。まさか兵器産業で日本の産業が再び活性化するはずはあるまい。いったい日本はこれからの産業育成をどのように考えているのか?暗澹たる物思いでいたら、次のようなネット記事が目についた。

先週火曜日の記事なので些か旧聞になるが、日立製作所がイギリスに建設予定の原発について、日本政府は銀行が日立に融資する資金を全額補償する方向で検討しているとのこと。日立の子会社が受注したイギリスの原発2基の事業費は2兆円に上るそうだ。この記事を見た読者の一人が「なんで今頃メイが来日するのだろうと思っていたが。。。京都で安倍首相と共に茶室「不審庵」を訪れ抹茶を楽しんだと。へえ?またお土産一杯持たすのだろうと思っていたが、なんとこれがびっくりするようなお土産だったと言う事だ。」と書いている。

余談ながら、その上昨日の新聞には「日本政府は自衛隊と英国軍による共同訓練の強化に向け、英国と地位協定締結の検討」なんて記事もある。

小生も現役時代に原発関連では大分仕事をさせてもらった。親戚や友人にも原発事業に携わってきた人間は大勢いる。しかし311の事故以来大分宗旨を変えた人も多かろう。ひとり政府だけは経済政策の中心に原発輸出を据え、東芝を破綻に追い詰めるに至った。少しは懲りたかと思いきや全く懲りずに税金の無駄遣いをし続けているのは何故か。「日立まで潰すわけにいかない」の気持ちは分かるが、政府保証は税金である。頭が悪いとしか言いようが無い。

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