2017年5月29日月曜日

国際社会の意見調整

イタリアG7に反発して北朝鮮の若旦那が過激な挑発をするのではないか、と心配していたが昨日今日は思ったほどの挑発にはならなかった。若旦那の意図するところは飽くまでアメリカで、G7なんか問題にしていないように振舞っている。今日は地対空ミサイル試射などを見せて、まるで大関昇進を決めた高安関の弁を借りるかのように「どこからでも掛かってこい」と意気がっている。アメリカの方もガキの喧嘩よろしく「上等だ」と受けて道具を並べて脅している。

何れも我が国からすれば迷惑な話だから、両者の頭を冷やすためにできることは無いかと悩むべきところだが、政府にはそんな気持ちはさらさら無いのが困ったことである。「対話のための対話は意味がない。対話と圧力、行動には行動が必要。」が総理の台詞は知っての通り。総理自身はそうは認識していないだろうが、今回のG7が正に対話のための対話で、意味が無かったように見える。その責任は誰が見ても我が国の総理にある筈もなく、偏にアメリカ大統領にある。

そもそも国際社会の主要国に、軍事大国のロシアと経済大国の中国が入らないのは不自然だ。そんな僅か7か国で世界経済を左右するような取り決めをしようとすること自体が間違っている。金正恩氏が無視するのも分かるし、アメリカのトランプ氏が横になった気持ちも分からないでもない。G7サミットはお金の無駄遣いだ。オリンピックもそうだがそろそろ止めて、主要各国は国連が本当に機能するような努力をすべき時に来ていると考えたい。

北朝鮮は半ば本気で決死の覚悟のようだし、アメリカは当面自国が戦火にさらされるまでは至るまい。その損得勘定で日本がなんで戦火に巻き込まれなくてはならぬのか?

0 件のコメント: