2017年5月26日金曜日

マスコミとインターネット空間

今日は久しぶりに少し肌寒く雨模様で数日続いた五月晴れとは程遠い。別に因縁がある訳も無かろうが、今日は亡き父の誕生日で、不思議なことに父と上の娘は徹底した雨男に雨女。父が生まれた1905年から今日は既に1世紀以上、世の中移り変わりを思うにはいい日かもしれぬ。今週の社会現象として、現政府が打ち出した政策「国家戦略特区」(実態や意味は殆ど知らない)に絡んで、事件が持ち上がり、世間を揺るがしている。

政策や政治関連で一言とも思ったが、未だ騒ぎの真っ最中なので考えが纏まらない。今日は取り敢えずメディア関連でお茶を濁そう。

アメリカではトランプ大統領のツイッターのフォロワーが2千万人と言われている。大統領が何かを呟くと、時を経ずして2千万人の人がそれを確認(聞くのではなくて文字を見る)することになる。これをSNSと称し、日本でも似たような現象が起きている可能性は高いが、残念ながらこのSNSに参加したことがない。アメリカは国土が広いせいもあって、このようなメディアの普及が早かったこともあるだろう。トランプ氏の大統領選勝利にこれが大きく貢献したとも言われている。

昔からアメリカには全国紙の存在が無く、新聞は全てローカル紙で、あることは知っている。勿論テレビやラジオはあって、日本と似たようなネットワークニュースや社会情報系番組もあるにはあるだろうと想像する。他によく聞くのは、アメリカのメディアはジャーナリズム精神による主義主張が明快で、選挙の際にも応援する候補者をはっきり打ち出すらしい。アメリカの事情に比べて日本のマスコミの姿勢はご承知の通り大分趣を異にする。

皆さまのNHKや皆さまの○○新聞○○放送で、視聴者や読者全員の立場に立ったニュースと情報をお届けします、との立場を取っているとされてきた。こちらも昔からそんな気になって、NHKのニュースを見て○○新聞をざっと読んでさえいれば、世の動きに遅れることはあるまいと信じ込んでいたものだ。しかし、ここに来て日本も進歩かどうかは分からないが、横並びだったマスメディアの報道姿勢に多少ではあるが特徴が出てきている。

政府の大本営発表を支持する姿勢と批判的に見る姿勢の違いが大分(?)明確になってきているようだ。とは言っても所詮は発行部数と視聴率なる代物に憑りつかれているのだろうから、アメリカの新聞や放送メディアの姿勢とはかなり違う筈。どこでひっくり返るか知れたものではない。ただ、先にちょっと触れたインターネット世界の情報空間に飛び交う情報については分からない。若者たちはとうの昔にマスコミを離れて、自分たちの方から納得できる情報源にアプローチしている可能性がある。

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