なし崩しで良いのか

マスコミは今日明日の2日を休めば9連休だと囃し立てるが、実際この2日を休暇にする人は15%程度と今日の報道で知った。給料は上がらず、連休と言っても家庭サービス以外することもないサラリーマンにしてみれば、1日でも多く出勤して休日は買い取ってもらいたいところだろう。なんてこと言うのは旧石器時代のサラリーマンだけかもしれぬ。今や就職難ならぬ求人難時代だそうで、景気は良いのだそうだ。失業者が減れば景気が良くなるのは当然で結構なことだが、冒頭に書いたパーセンテージと少し矛盾を感じる。

報道の矛盾を論っていたらきりがない。しかし昨日は、テレビ放送局の中に目下悪評の高い「テロ等準備罪法案」を積極的に推進する者がいることを知って少し驚いた。フジテレビの「新報道2001」に局の解説員として出演している平井文夫氏と言う方である。この法案に関しては、警察にマークされるようなこととは無縁と思っている大多数の国民は関心が無くて当然でもある。しかし少なくともジャーナリストであるならば、これが嘗て3回も廃案になっている「共謀罪法案」の焼き直しであること。

警察の国民監視力を強化して、やがては戦前の治安維持法に繋がるとして、職域を超えてた大勢のジャーナリストが連携して反対を唱えている現実を知らない筈はない。平井氏は早くこの法案を成立させて、北朝鮮から日本に潜入している工作員を摘発するために役立たせるべき、とのご意見であった。氏の役職はフジテレビ報道局上席解説委員、フジテレビが現政権と極めて親和的であるのは知っていたし、世に様々な考え方があるのは当然でもあるが、「ここまで言うか」である。

平井氏とは反対の立場のジャーナリスト達にも、スノーデン氏の警告ではないが、既に我々の通信は政府によって100%捕捉されて、それがアメリカ軍にそっくり持っていかれていることを承知して、今更の反対は「時すでに遅し」ではないかと言う向きもある。「だったらこの法案に抵抗するのは無駄」なのか。時あたかも、防衛大臣命令で海上自衛隊はアメリカ海軍艦船の防衛を堂々と始めた。憲法9条も何もあったものじゃない。

何もかにもが平然となし崩しで変わりつつある。本当にそれでいいのか?

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