2016年9月25日日曜日

秋興業の幕開け

今年の夏は天気こそパッとしなかったが、オリンピックイヤーでの盛り上がりに加え、プロ野球や相撲も盛り上がった。特に贔屓のチームや選手がいるわけではないが、常連とは言えないチームが這いあがってきたことやカド番大関の優勝には拍手を送りたい。一方政治の世界では圧倒的議席を有する与党の安心か慢心かは分からぬが、議会のチェックが無いのを幸い内閣は沖縄問題や福島やもんじゅ等エネルギー政策や株式市場への介入等々、やりたい放題の趣でイライラしていた。

しかし長かった総理の夏休みがやっと終わって、今週からは秋の臨時国会が始まる。野党民進党が相変わらずの党内不一致の気配なので心配ではあるが、問題は山積している。不謹慎ではあるが見ものではある。国会では自民党二階幹事長なんかは1日も早くデフレ脱却を図るために必須の補正予算であり、今国会で速やかな成立を、なんて言っている。かと思えば日銀総裁は金融政策が功を奏してデフレは脱却したと断言している。素人にはチンプンカンプンだが、国会論戦が始まれば少しは分かるかとの期待もある。

臨時国会直後にはアメリカの大統領選挙もあり、そこまでの成り行きと結果にも興味津々である。大統領選さ中に総理が表敬したヒラリーさんが勝てば良いのだが。他にも地球上には問題が山積している。20世紀と異なり今世紀は政治的には勿論、経済的にも世界各国のパワーバランスが著しく変わってきているようだ。正直なところ昭和10年代生まれには理解致しかねるが、総理大臣閣下はよく理解されているのだろうか?11月にはプーチン大統領を自身の郷里に招待して、北方領土問題を前進させる腹との専らの噂だ。プーチン氏が平和条約の調印と2島返還に応ずるとしたら、賛否はあっても半世紀の懸案を処理したことになる。それで総選挙に持ち込めば安倍氏は戦後最長の総理在籍となる算段とのこと。

成り行き次第でそうならないとは言えないらしいが、余りぞっとしない。一寸先は闇で分からないことが多すぎるが、世界が余りにもキナ臭すぎる。世界の平和をリードするような国なってほしいが、今の日本は全く反対の方向に向かっている。

0 件のコメント: