2016年7月29日金曜日

保育士さん

やっと梅雨明けが出されたようだ。7月も末だから例年より2週間近く遅いらしい。ま、遅くなっても季節は巡る、良くも悪くもそれが日本だ。この感覚があるので「朝が来ない夜は無い」とかなんとか諦めが早い。何をやっても中途半端で大成しなかった悪い癖も気候のせいにしておけば気が楽だ。

これから暫くは暑い日が続くだろうが、それもまた結構なことだ。近くにマンションに設けられている小さな保育所が2か所ある。今日は両方のマンションの玄関先に小さなビニール製プールが置かれて、保育児が嬉しそうに水と戯れていた。彼等より少し大きくなった頃だったろうか、泥んこになって帰宅すると、家に入る前に庭先に盥が持ち出されて行水を使わされたこと髣髴するシーンだった。

小生の時にそばにいたのは母だったり祖母だったりだが、現代子はそばにお友達が数人いてその傍らには保育士さん2人か3人がみていてくれる訳だ。保育園の実情は分からないし、幼い時に縁が無かったので的外れになるかもしれぬが、1歳そこそこで親から離れて一種の社会生活を送る経験を持つことは、子供の成長を促進する効果があるに違いない。

個人的に想像すれば、親から離される時にはギャー泣きしてしまいそうだが、さっき見た水浴びしている子供たちは嬉々としていた。保育士さんからすれば最初の現象は既定の路線で、それを乗り越える一種のテクニックを持っているから保育士の資格が与えられているのだろう。一見子供のお守りをしているだけだから気楽そうに見えなくもない。しかし職業ともなれば苦労もそれなりにあるだろう。感心すると同時に尊敬に値する職業だと思った。

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