2016年7月1日金曜日

選挙の夏

午後からは久しぶりにエアコンも入れてすっかり夏気分である。今日は富士山も山開きとのこと、梅雨前線が日本海の方まで押し上げられているので、天気には恵まれているだろう。明日から少し晴天が続きそうだが、この週末は現役サラリーマン諸氏にはボーナス支給後初めての週末、山はどこも大賑わいになることだろう。

事務所唯一の装飾品、パナソニックのカレンダーを1枚めくったら、現れたのが富山県室堂から望む立山連峰。青い空を背景に連なる立山の写真を見ただけで、すぐにでも出かけて本物を見たい気持ちが湧いてくるのが悪い癖。本州はまだ梅雨の半ば、老人の出る幕ではなさそうだ。池袋往復の8千歩でたっぷり汗を流して満足することに留めた。

参議院選挙戦に都知事選挙も重なっているので仕方ないのかもしれぬが、日本社会全体が何となく足踏み状態に感じられてならぬ。毎日のように西日本の集中豪雨による自然災害と東日本の渇水問題がテレビニュースのトップに来て、わけの分からぬ殺人事件とか熊の被害が大きく扱われ、国内では問題を拾いきれないのか、外国のテロ事件も比較的大きな扱いになっている。

昔の感覚で言えば、お役人の世界では昨日で第一四半期、即ちお休みの期間が終了、7月からは次年度に向け真剣に新たな政策の検討に入るとしたものだ。民間でも3月決算の会社は昨日までに株主総会も終了して、新たな体制で新たな目標に向け社内の引き締めを図るとしたものだろう。経済関係のニュースを探しても、先行きに希望を感じさせるような会社の話はあまり出てこないで、相変わらずリストラだの撤退だのといった文句が目についてしまう。

そんなことから社会全体に活気が感じられないのだが、その大本はやはり政治にありそうだ。選挙のせいもあろうが、政治家の口から聞こえてくるのは他党の悪口ばかり。互いに天下国家を論じているつもりかもしれぬが、国民庶民の生活とはほど遠いことのように聞こえるのは、こちらが呆けているからだろうか?どれを聞いても、この演説が気に入ったのでこいつに投票しようという気にならない。

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