2016年2月4日木曜日

マイナス金利?

寒明け10日と言うから、これから10日間ほどが最も寒い時期になるのだろう。考えようではあと10日程度の辛抱で春を感じさせてほしいが、果たしてそう上手くいくかどうか。兎も角今日も大分寒い。最近は段々ものぐさになって、池袋まで歩くことすら億劫になりつつある。昨年8月、それまで週末利用していたプールをやめて、週末運動のため近くのジムに入会した。事務所から100メートルも離れていない場所なので、平日も池袋まで歩くのをやめて、ついそちらに足が向いてしまう。

冷たい空気を吸いながら、人混みや信号、自転車との衝突などを気にしながら外で歩くのと、暖かい部屋の中で軟らかなゴムベルト上のバーチャルな歩行では心身への負荷が大分異なると思うが、どうしても安逸に流れてしまうのは我ながら情けない。しかも歩行マシンなる奴にはテレビがセットされていて、運動中はテレビを観ていられる。今日も昼に歩かなかったので午後ジムに行ってバーチャル歩行しながら、国会中継を観ていた。

衆議院の予算委員会で久し振りに民主党の前原誠司氏の質問だった。質問内容は日銀総裁に対する金融政策関連が主たるものであったことははっきり覚えている。しかしこのやり取りに関して、殆ど内容を理解することが出来ないことが残念である。前原氏は現在の日銀の低金利政策は円安と株高誘導には効果があるかもしれぬが、国民の資産を掠め取る結果になっているとの主張。黒田総裁は、このことが経済の活性化に繋がり、ひいては実質的に国民所得も増えて健全な物価上昇へと繋がりつつあるとの主張。

どちらの言い分も生活実感から縁遠い話なのでピンと来ないし、理屈も理解できないのが正直なところ。強いて言えば黒田総裁の言い分の方がより解りにくい。黒田氏は中央銀行の特殊性を強調しているのだろう、さかんに諸外国の中央銀行の政策例とか世界的な標準を持ち出していた。前原氏の方は何とか日本の話に引き戻そうと努力はしていたようだが、黒田氏は日本のことについて殆ど無視しているような感じだ。

素人の感じだから的外れで、黒田氏もきちんと日本のことを踏まえて答えていたのかもしれぬ。何れにせよ、安全保障関連の話なんかと比較するに、経済問題は我が国も世界各国と密接不可分の関係にありそうだ。それだけに理解するのが難しくなるのは仕方が無かろう。そこにいくと、北朝鮮の衛星打ち上げ予告に対して自衛隊が、射程30キロのミサイルをゴロゴロと転がしてきてマスコミに写真を撮らせていることは分かり易い滑稽さである。

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