2016年2月1日月曜日

アベノミクスで採れた果実

先週小学1年生の孫がインフルエンザで学級閉鎖になったとのこと。何でも35人かそこらの学級で9人も罹患者が出たらしい。孫も掛かったらしいが、39度の高熱を発したて医者に行ったら、何とか言う薬(タミフルより強力な新薬らしい)を吸引して一晩で回復したとのこと。早くに治ったのは良いが、婆さんが「何で予防接種をしないんだ!」と娘を叱ったとのこと。

この話を昨日床屋でしたら、同じように幼児二人を抱える若旦那曰く「そりゃ娘さんに気持ちも分からぬではないですよ。何と言っても子供の予防接種は2回受けなきゃならんのです。私も3年ほど前にインフルエンザになってしまいました。うちは客商売ですから、今年は家族4人全員一応受けましたがね。」更に詳しく聞くと、予防接種の料金が1回につき4千4百円とかで、子供と大人併せて6回分の支出は馬鹿にならない金額だ。

娘ならずとも躊躇する気持ちが分かったような気がした。昨日の夕食の話題はこれで、高齢者の我々は2千2百円で済んだものの、子育て世代の若い人達の苦労は大変だと言うことになった。アベノミクスの効果で予想外の税収があったと政府は言う。それを果実と称して低所得とされる老人に一人3万円ずつばら撒くそうだ。我が家も低所得なのでひょっとしたら貰えるかもしれぬなんて、さもしい根性が無いと言えば嘘かな。

政府の言うことは無茶苦茶だが、仮に本当に果実があるなら、還元すべきは年寄りではなくて、若い人たちだろう。百歩譲ってインフルエンザ予防接種の補助金でもいいではないか、との結論となった。

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