2015年12月24日木曜日

嫌な予感はあったが

昨夜の「報道ステーション」(テレビ朝日21:55~)を観ていてちょっと不思議に思った。何故なら、今年最後の放送だとのこと。毎晩のように観ている番組だが、年末こんなに早く店仕舞いは恒例だったかな?都立高校や区立小中学校は昨日で終業もあったらしいが、テレビ番組も早々冬休みか。「いい気なものだ」なんて気持ちで観はじめた。毎晩のように観ると言っても、観るのは10:30迄で、それ以降は観ないで寝てしまうのが習慣になっている。35分あれば、その日の主なニュースは大凡網羅されるのが常である。

ところが何故か昨日の冒頭35分は、天皇誕生日関連報道に終始していた。中でも今上天皇の沖縄県に対する深い思い入れについて、かなり深く掘り下げ、報道にしては内容が濃かった。この番組は4月にコメンテーターの入れ替えがあり、特に3月一杯で降板した(させられた?)古賀茂明氏については世上論議を呼んだ。この件もあって、政権に屈するのかと少しがっかりもしたが、蓋を開けると新しいコメンテーターも結構な論客を揃え、今年度の国会のハイライト、安保法案関係では拍手に値する論陣を張ったので内心評価していたところでもある。

更に司会の古館氏が反安倍路線を明確にしてきたので、9時台のNHKニュースはパスして、夜の報道は専ら5チャンネルに頼って来ていた。毎年年末には大物が死んだりして、結構なニュースがある筈なのに、今夜から10日近くNHKしかニュースが無いのかとがっかりしていたところだ。ところが、先ほどネットのニュースに「報道ステーション3月一杯で司会の古館氏降板」が流れた。司会はコメンテーターではないが、このところ古館氏は相当明確に反安倍路線を醸し出していた。古賀氏の件もあったので大丈夫かと心配はしていたが、案の定である。

たまたま今日発表になってはいるが、彼としてはかなり前から覚悟を決めていたのだろう。後任に誰が来るか分からないが、残念なことだ。昨日の番組の「陛下の沖縄県への思い」は司会者古館氏の思いでもあったに違いない。天皇陛下の発言にまでイチャモンをつける現政権のことだ。いろんなルートでテレビ朝日には相当なクレームが来ていることだろう。辞めると決まれば古館氏に怖いものは無い筈、新年早々から国会も始まるらしいので、余す数か月、言いたいことを思いっきりぶちまけてほしい。

それにしても、TBS「ニュース23」キャスター膳場貴子さんとアンカー岸井成格氏降板の噂もまだ未解決。民放までNHKと同じ国営放送にされたのでは北朝鮮と変るところが無い、嫌な感じだ。

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