2015年12月19日土曜日

健康維持のため

今年も余すところ1週間ちょっと、350余日は短いようでもやはり長い。代わり映えの無い日が続いているようでも、思い返せばいろいろあった。一番に特筆すべきは4月に後期高齢者の仲間入りをしたこと。医者代が1割負担になったことは有難い。これで保険料を只にして貰えれば言う事ないが、月に2万2千円から2万3千円引き落とされている。厳密には計算していないが、年間の医療費(保険料と薬代も含め)は多分35万円から40万円の間であろう。

高いと思うか安いと思うかであるが、仕事をしている時は国保の保険料だけで年間55万円か60万円支払っていたことを考えれば、がんの治療費を含めてだからかなり安いとすべきだろう。兎に角、健康を意識し続けた1年であった。健康のためと思って多分20年以上続けてきた土日の水泳を、7月一杯でやめたのも大きな変化だ。決断の基になったのは、普通の人には無い塩素アレルギーがあると意識したせいである。

この塩素アレルギーはお医者さんが見つけてくれた訳ではない。昨年あたりからプールに行った日に限って鼻水とくしゃみで風邪の症状が発現する。内科に行っても耳鼻科に行っても、当然風邪と診断されての処方となる。火曜日あたりになると治るのだが、どうも薬が効いたせいでもないように思いはじめた。アレルギーの検査もしてもらったが、花粉とかダニのアレルギーは発見できなかった。そこで「もしかして塩素アレルギーて考えられませんか?」と尋ねてみると、アレルギーはどんなものに対してもあり得ますとのこと。

普通の人が何ともないのに、自分だけが苦しむ理由を考える中で思い当ったことがこれ。遥か昔の未だ中学2年生の時、理科の実験で塩素ガスを作成(硫黄に何かを混ぜたような気もするが、実験内容は忘却の彼方)していた時のことだ。担任の先生が「かくしてできるガスは非常に危険な殺人ガスだから、試験管を直接鼻に近付けてはいけません。」先生注意を無視して、してはいけないことばかりしていた悪ガキの頃である。試験管から直接ガスを吸って呼吸が出来なくなり、大騒動になってしまった。

今でも先生がご健在で同窓会の度にその話が出るから、先生も慌てことだろう。
兎に角、保健室からお医者さんに連絡したが、お医者さんもそんな患者に来られても困ると思ったのだろう。中和剤を嗅がせて安静にさせるしかなかったので、その後放課後まで保健室で寝ていたものだ。その後遺症がアレルギーの原因だろうとやっと思い至った。人体は一見頑強で回復力も強そうだが、古傷は身体の奥に潜んで100%の回復は難しいのかもしれぬ。

他にも突き指やら打撲やら古傷が痛むことはままある。身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるは孝の始め也。とはよく言ったものだ。8月から、土日は水泳の代わりに、ジムでマシンを使って1時間だけ歩くことにした。お陰で今のところ風邪っぽい症状は全くでなくなった。何れにせよ来年以降も健康維持が最大のテーマになるだろう。

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