2015年11月22日日曜日

いつまで続くのか

後期高齢者と呼ばれると、半分棺桶に足を突っ込んだことを宣告されたようなものだから、本気で気にするほどのことではないかもしれぬ。この連休になって少し気になり始めたのが、日本の景気。つい先日までマスコミには政府への遠慮からか、日本経済がおかしくなっていることと何も対処できずにいることについて、声高な批判めいた論調は無かったように思う。ところが16日のGDP第2四半期もマイナス発表直後から大分風向きが変わってきている。

今朝の朝日新聞の1面トップに自社の主要企業100社への景気アンケートの結果として『国内景気「足踏み状態」』とでかでか打っている。ずっと前から街中の食堂の親爺連中が「サラリーマンの給料が下がっているので、食いものが貧弱になっている。」と言っていたので何を今更の感もある。政府のセリフ「安倍内閣になってから一貫して雇用が拡大している。もう少しで賃金が上がり始めるので、そこから景気も上向く筈。」も聞き飽きたと見えて、朝日新聞以外にテレビでも似たような発言を聴いた。

明日は「勤労感謝の日」。心身ともに働いてお金を稼ぐ能力が全く無いことだけは明らかで毎日が休日だから、感謝のしようもない。労働人口が増えていると言うが、非正規かどうか知らないが、食えない労働者の数ばかり増えてもどうしようもないじゃないか。総理は呑気な顔して外国旅行を重ねて方々にお金をばら撒いている。国家の財政が破綻しようと、痛く痒くも無いし自分は関係ないと思っているのだろう。

国内では1億総活躍とか生涯現役なんて意味不明な言語を撒き散らして、我々年寄りもそうだが、社会に対して疎外感を感じざる得ない多数の国民に切ない思いをさせる一方で、国際会議ではアメリカ以外の当事国の殆どが触れようとしない太平洋南西諸島問題で、積極的に発言して中国を非難しているらしい。しかもアメリカに対しては、場合によっては自衛隊の派遣も考えるようなサインまで送っている。誰が総理に振付けているか分からないが、内政外交共にこれだけメチャクチャな人間で総理が勤まる我が国の不思議さを改めて思わざるを得ない。

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