2015年9月27日日曜日

秋深し、あなたは何処で何を

最近の土日は水泳をやめて、近くのフィットネスクラブで歩行マシンを使って歩くことにしている。時速5.3キロで1時間歩くと約9千歩、結構な運動になる。従って、池袋に出掛ける機会が少なくなってしまった。今朝もいつも通りに汗を流した後に、本屋でものぞこうと思い、久し振りに池袋に出てみた。特に意識していた訳ではなかったが、うまい具合に「ふくろ祭り」神輿渡御にぶつかって、書店よりこっちを一所懸命観てしまった。

豊島区長と氏子総代挨拶のあと、鳶ご一統様の木遣りに続いて拍子木が入って30基の神輿が一斉に立ち上がる。すっかり忘れていたが秋の風物詩として欠かせない催しに、子供のようにはしゃいでしまった。担ぎ手にちらほら外人さんが見えるが、おもてなし心の薄い日本社会に溶け込むには絶好の機会かもしれぬ。これで彼等も地域社会の一員として認められるのだろう。

秋は外交のシーズンと言われるらしいが、我が国の外交に関する報道が殆ど無いのはどうした訳だろうか?特に総理が外国にお出かけになっている筈だが、何処で何をなさっているのか、さっぱり伝わってこないのは奇妙なことだ。プロレスラーや芸能タレントが癌になったとか、癌で死んだとか。国立競技場がどうとかこうとか、責任は何処にあるのかとか、何を今更と言ったどうでもいいような事柄を週末大々的に取り上げるマスコミは異常としか思えない。

ちょっと下の写真をご覧頂きたい。現地時間の25日夜(日本時間では昨日)アメリカのホワイトハウスで催され公式晩さん会に先立つ一コマだそうだ。この前の晩も米中首脳は非公式ながら夕食を共にしている。この時は両首脳が一時通訳を交えずに話し合ったとも伝えられた。日本のメディアは、アメリカの安倍総理に対する扱いが余りに冷淡なのを恨んでか、米中首脳会談は詳しく伝えていない。どちらかと言えば、両者の意見が噛み合わなかった点をかなり強調した報道のしかたが大半である。



噛み合わなかった点が多いのは事実だろうし、にこやかに乾杯するテーブルの下で、互いに蹴飛ばしあっているかもしれぬ。しかしアメリカの大統領が中国の主席を21発の礼砲を以て国賓として迎え入れていることは否定のしようがない。国益を背負う首脳外交とは如何なるものなのか。凡俗には想像できぬが、安倍総理は4月の訪米で約束したことを果たし、胸を張っての訪米の筈。なのにこの仕打ちはなんだ、非礼に過ぎるのではと文句の一つも言いたいだろう。

本当に舐められたものだ、へらへら笑っている場合ではないだろう。アメリカに対して一矢を報いる術は沢山あると思うがね。

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