2015年7月21日火曜日

奥多摩百尋ノ滝

昨日は久し振りに奥多摩にハイキングに出かけたので、ブログは書かずじまいだった。記録を振り返ると、昨年9月14日信州の雨飾山に出掛け、山頂目前に引き返して以来10か月以上のブランクがある。今回目指したのは川苔山12年の8月26日に行った記録が残っている。そんなに危険な山ではないが、帰りに水が切れて苦労した記憶が鮮明なので、水だけはしっかり持って、この時より新宿を一電車早く出発することにした。

要するに、ブランクによる体力低下は明らかなので用心したのである。珍しく5時前に起床、婆さんにも協力願って準備万端整えたうえで新宿発6:46のホリデー快速1号に悠々と間に合った。JR奥多摩からはバスに20分ほど乗るのだが、途中ドライバーが「川苔山方面登山のお客様へ」と何か呼びかけたのだが、混雑でうまく聞き取れない。多分梅雨明けで道の悪いところを気を付けてください、程度のことだろうと高を括って登山口で降りる。一緒に降りた客が4、5人いて、そのうちの一組が話しているのが気になった。どうもどこかの橋が落ちて通行不能なので、う回路とか言っている。

確かに川苔山へのこちらからのルートは、前半川乗谷沿いの道である。少し不安を覚えたが、う回路があれば問題ないだろうと思いそのまま進む。川乗谷から山登りに分岐する場所に百尋ノ滝があり、滝壺に降りられる場所がある。百尋ノ滝まではコースタイムで1時間半と表示されているくらいだからそんなに危険はない筈だ。と思ったが、最初谷の西側を歩き途中何回か左岸から右岸そしてまた左岸そして右岸と何回か渡河しなくてはならに事を思い出した。最初の渡河地点に到達すると案の定、この先の橋が落ちているので迂回するよう指示が出ている。

しかもその指示の下には、百尋ノ滝から先にはスズメ蜂の巣があり通行できません、と書き添えられている。ここ10年近く大分山歩きをしたが、スズメ蜂通行禁止は初めてである。しかしここまで来るだけでも結構草臥れたし、滝から上はかなりの急登だった記憶があるので却ってホッとする。今日は久し振りにゆっくりハイキングを楽しめるから却って有難いくらいのことである。登山道の大部分が舗装された林道は少し興も削がれるが、大雨の影響で落石があちこちに散乱している。

最終的に滝に降るためにの道に誘導する看板は7月18日付けだからかなり新しい。それだけに、道が極めつけの悪路で正直恐怖感を覚えた。ヤマレコの写真をご参照頂きたいが、今まで登山路で恐怖感を感じたことなど殆ど無かったのに、浮石も未処理なので踏み外したら一貫の終りである。幸い前後に人影もないので、恐ろしいくらい時間を掛けて慎重に歩いた。

スズメ蜂のお陰で無理をしないハイキングが出来たのは良かったが、体力の衰えだけはひしひし身につまされた。昨年秋の雨飾山も同じだが、目標を持って家を出ても目標に達することなく撤退するのが当たり前になりそうだ。今回も大した距離でもない歩行だったが、久し振りの筋肉痛の今朝である。

詳しくは下記ヤマレコをご参照願います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-681181.html

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