2015年7月12日日曜日

嫌な感じ

長雨が止んだと思ったらいきなりの猛暑、身体も面喰っているようだ。それでも東京は北海道に比べたらまだおとなしい方だ。東京の32℃に比べ帯広では35℃を超えている。人間がどんなに偉そうにしても季節の変化だけはどうすることもできない。今週後半は台風11号が本州直撃の可能性もあり、その後例年よりかなり早い梅雨明けなんてことも予想に入っているようだ。実際沖縄の梅雨明けは例年になく早く、農家の人たちも大分苦労されているみたいだ。

人知の及ばぬことがあるを知るのも大切だが、目下の人間社会は困った問題だらけではないか。気になるのは「いじめの問題」と「国立競技場建設問題」。どちらも毎日のように報道されるが、責任者らしき人間の顔や反省の弁が全く聞こえてこない。

前者は中学生を自殺に追い込んだ直接の犯人についての報道が全く無い。犯人か犯人たちか知らぬが、何れも同級生だろうから顔を晒す訳にはいかぬにせよ、名前はとっくに特定されている訳である。親への取材は勿論可能だろうし、親の責任は大きいと思う。亡くなった少年の父親が遂に刑事告訴に踏み切ったらしいが、その前に学校や警察が動いても良かったのではないか。校長もとろいが担任の教師(昨年と今年は別らしい)は一切取材に応じていない。

多分担任の教師二人も犯人側とは何度も話をしているのだろうが、全く効果が無かったことは明らかである。当然その自覚はある筈で、何故その時安倍晋三君ではないが、強面の先生に協力を求められなかったのだろう?それぞれの自宅に連絡するでもなく、職員同士の協力を求めるでもない。教員の劣化より以前に、学校のシステムがどう機能しているのか不思議でならない。これが岩手県の1中学校個別の問題であって欲しいが、似たような事件が発生する懸念は無いのだろうか?事件の究明よりそちらが気になってならぬ。

後者についても、方向転換の決断を出来得るだけ早くすべきだ。いろんな役者が登場するが、どいつもこいつもまるで他人事で、口を開けば、方向転換が出来ない言い訳ばかりである。やれ大臣だことの元総理だのと、これ以上ない大物が次々に登場する。遂にはトップの総理が国会で追及されてさえ「元々の責任が、ディザインを決めた民主党政権にあるのだから仕方ないでしょう。」で、当事者としての責任は毫も感じられない。

序でに言えば、如何なる根拠から可能になっているのか知らぬが、自衛隊を海外に派遣して外国軍隊と合同の戦争訓練はするのも嫌な感じだ。でも考えてみれば、憲法の解釈さえ変えることができるのだから不思議は無いか。国立競技場も「私が総理ですから、正しいのです。」と言ってテーブルをひっくり返せば、支持率は上がるだろうに。

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