2015年6月15日月曜日

インフォームド・コンセント

今日は日大板橋病院にて前立腺のMRI撮影の後で、放射線科医師と面談。放射線治療の具体的計画についての説明を受けた。先ずMRIによる撮影結果では、現在進行しているホルモン治療の結果が良好で、肥大が大分小さくなってきているので、予定通り来月末から放射線治療に入りましょうとのこと。来月の13,14日の2日間で詳細設計をして、15日に泌尿器科の医師を交えて最終確認をさせてほしいとのこと。

今までは全部午前中の予約だったが、何故か7月に入ってからは全て13時とか14時の予約になっている。今日も朝から良い天気だったので、往復すると汗だくでいい運動になった。歩数が丁度1万歩見当になる。本番の照射は29日からに決定、。これも午後からにしたいとのこと。7週間となると9月の連休まで、真夏の午後毎日の病院通いはかなりハードなトレーニングになりそうだ。

更に、受診の準備とやらで膀胱に水分を溜める訓練をしなければならない。今日も1日から昨日まで、毎朝300mlの水を飲んで放尿に至るまで何時間我慢したかの記録を持参させられたのだが、今度は7月1日から12日まで毎日午後400~500mlで同様のことにトライしてほしいとのこと。専門家の要請だから断るわけにもいかないが面倒くさい話である。加えて副作用の説明があった。

文書化されているのでで引用する。
3.当該診療の予想される効果と不利益(危険性、合併症)について:
不利益:皮膚炎、頻尿、排尿時痛などの膀胱炎症状、性機能障害、排便時違和感、大腿骨頸部骨折、晩期に直腸出血(難治性)など
随分と脅かしてくれるものだ。医療事故の多発する昨今だから、このくらい言っておかないと、後刻患者からどんな因縁を付けられるか分からないとの心配からではあるだろう。

それにしても、「現在でも頻尿だと思うのですが、これ以上になるのですか?」と聞くと、にべなくも「そうなります。それが元通りになれば治療が終わったということでしょう。」との返事だ。これでは病気を治してもらうのか、新たな病気を植え付けてもらうのか分からない。これまでのところ最新の装置で、精密な位置を割り出して局所的に照射する治療法なので副作用が少ないと聞き及んでいたが、放射線科医師の立場からすると、ことに臨んで余り楽観的に思われたくないのだろう。

暫し不安感が押し寄せたが、今更ここで議論しても始まるまい。6月29日に泌尿器科医師の診療が入っているので、もう一度聞いてみたい。7月15日は放射線科と泌尿器科医師2名が立ち会う最終チェックもある。インフォームド・コンセントを2人の医師から別々に聞けるれば少しは不安が収まるかもしれぬ。現在日常生活であまり不便を感じていなかったので、やはり癌治療となると騒ぎなものだと、改めて実感した。

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