2015年4月6日月曜日

信大山沢学長の訓辞

今日は都内のあちこちで入学式が行われているようだ。桜はすっかり姥桜になってしまったが、如何にも春らしい素晴らしいお天気になって、近所に多く存在している小中学校と高校の門前に日の丸が掲げられている。小さい小学生が晴れ着を着せられ嬉しそうな顔をして、親御さんと一緒に歩いている光景は何と微笑ましいことか。我が孫も一人が隣の区立小学校に入学の筈、晴れ着姿は既に拝ませてもらっていたが、昨日まで大荒れの天気だったので心配していた。本当に良かった。

先日の誕生日に、この孫と他家の高校生の孫達からも電話でお祝いを受けた。その返事にそれぞれ「○○くんも新学期からしっかり勉強してね。」みたいことを言ったら、横で聞いていた婆さんに叱られてしまった。「自分で出来もしなかったことを、孫たちに偉そうに喋るものではないでしょう。何の説得力もありゃしない。」言われてみればご尤もなことだ。子供時代に同じようなことを祖父母や両親からあまり聞いた覚えもないし、もし聞いたら愉快な気はしなかったろう。

相手が例え子供であろうと、目下、格下の人間であっても、自分が聞いたたら不愉快になりそうなことを濫りに口にしてはいけないと反省した。ところで、昨日は信州大学山沢清人学長の入学式での訓辞 「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」がニュースになっていた。山沢学長は初めて聞くお名前だが、信大付属小中学校卒業の我としては信大には深い愛着がある。ものの喩えではあろうが、スマホやめますか、信大生やめますか?の問いかけもパンチが効いている。早速この全文をネットで確認すると、このキャッチフレーズ以上に素晴らしい内容だ。

この駄文をご覧いただいている皆様にも、下記から是非ご覧頂きたい。
http://www.asahi.com/articles/ASH455FQGH45UEHF004.html?ref=mixi_rel
くどくは書かないが、「自分で考えることを習慣づけましょう。」を力説しているのだ。全くもって最近は政治家の「この道しかありません」や「粛々と」とか馬鹿の一つ覚えで、まるで物事を己の脳みそで考えてみたことが無きが如き発言ばかり聞かされてうんざりしていたので、心から拍手したい気持ちである。信大の生徒諸君より総理や官房長官に聞かせてほしいものだ。

「流石信州人、よくぞ言ってくれた。」多分に誇らしげに思って確認してみると、山沢学長は東京の出身で東北大のOBとのこと。でも訓示の中で松本高等学校以来の伝統にも触れてくれている。ユーチューブで父の母校でもある松高至誠寮の寮歌等を聞きながら、小学4年生の時、旧松高であった信大文理学部校舎近くに住んでいたことを懐かしく思い出した。

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