2015年2月9日月曜日

新たな緊張感

事の経緯についてはいろいろあるだろうが、日本がイスラム国からテロ襲撃の予告を受けたことにで、イスラム過激派組織によるテロ被害の危険性が高まったことは間違いないだろう。迷惑な話だが、幸い国内にはイスラム過激派組織は無いだろうし、日本は四方海に囲まれている上に外国人が目立ちやすい国柄だから、そう簡単に外国人による国内でのテロは起こり難い筈だ。しかし、海外への渡航者は多いので、シリアへの渡航を企てたフリージャーナリストのパスポートを取り上げても何の意味も無い。マスコミ向け猿芝居の典型を見る思いである。

中東に居るビジネスマンやNGO等で人道的支援活動に携わる人々そしてジャーナリスト達は一層の緊張感を持ったに違いない。総理が「日本人には指1本触れさせない」なんていきがっても、日本の外務省、大使館については、現地における邦人保護のご粗末さは定評のあるところで、危機の際何もして貰えなかったとの話は再三耳にしている。我が一族にも一人だけビジネスでフランスを中心にヨーロッパに出入りを繰り返している者が居るが、危険に遭遇しないことを祈るしかない。

自分としては外国旅行が全く縁が無いので、何の心構えもしていなかった。ところが、今日池袋で出会った大きな外人さんの4人組、何処国の人か分からないが英語でない言葉を喋っていたような気がする。この寒空に比較的軽装で2人か3人がバックパックを背負っていた。そして一人がスキンヘッドで顎髭を長くのばしていた。池袋は駅が全て地下改札になっていて、地下道ですれ違ったので薄気味が悪かった。円安で観光客が増えているそうだから、家族連れではない青年グループの観光客が居てもおかしくはないだろう。

しかし、他人を見たら泥棒と思えの喩えが思い浮かんだのは、良いことなのか悪いことなのか、判断が難しいところだ。

0 件のコメント: