2015年2月14日土曜日

ボケが怖い

寒く短い日が続く中で平凡な毎日が過ぎていくが、身体的にも精神的にも日毎老いが深まる感じがあって情けない。それでも毎日このブログを書き続けている間は、そんなにボケないだろうと勝手に思っていたところ、つい先日50代の若い女性からショッキングな話を聞いた。曰く「お医者さんが言うには、ものを書くことはボケ防止の役には立たない。父が高齢で少し認知症の気が出始めていて、付き添いで医者に行った時に聞きました。むしろ運動の方が予防としては効果的のようです」

彼女のお父さんは技術系の方らしいが、リタイアされてから何かの論文執筆に取り組んでいたらしい。婆さんにそんな話をすると「そりゃそうですよ。ブログなんか典型的だろうけど、脳みそが偏ったことばかり考えるから、早く痴呆化するに決まっている。私みたいに毎日料理で包丁を手にしていた方が、脳がバランスよく機能して余程ボケ防止になると思うわ。」信憑性の程は怪しくても、信じたいところだ。

何故なら今朝のテレビが言っていた。介護をしている人は圧倒的に女性が多いそうだが、勿論たまには男性もいる。そして介護疲れで病人を殺してしまったりするのは、逆に圧倒的に男性の比率が高いらしい。自分のボケも怖いが、介護に廻るのはもっと怖い。弟の嫁さんが昨年不幸にも倒れて、幸いそんな重度の後遺症が残らなかったが、弟は現在どちらかと言えば介護に廻っている。但し、奥方が料理をするくらいには回復しているし、2世帯住宅で同じ屋根の下に若い夫婦や孫たちも居る。

しかも弟は教育者だけに人格が出来ている。それでも苦労が多そうだ。とても自分には真似が出来そうにない。こちらは夫婦二人きりなので余計不安が募るのだ。6歳年下であっても婆さんも70歳目前、確かに毎日家事はしているが、いわゆる運動は全くしない。足が少し具合悪いので、こちらと違って出歩くのも好きではない。本人が家事がボケ防止に役立っていると言うことを信じたい気持ちは、分かってもらええるだろう。

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