2014年9月18日木曜日

互いに齢だぜ

久し振りに大阪時代の会社の後輩と昼食を共にして四方山話をして楽しかった。彼は大学時代からの本格的山屋さん。ここ数年は山歩きを趣味としてきたので、山の話になると話は尽きない。彼はビジネス的に未だ現役で頑張っている。個人企業で安定した得意を1社持っているので、余り慌てた様子はないが、それでも支払う税金と仕事を通して見えてくる税金のばらまきには腹が立つらしい。
仕事から全く離れていても、大いに同感できる話である。

世の中再び株高で盛り上がっているらしいが、彼曰く「余り当てになりませんね。先日ソニーに異常な高値が付いた時に売り払ってしまってよかったと思っているところです。」実感として景気が良いとは言い切れないみたいである。彼が少し変わっているのはビジネス拠点を沖縄に置いていることだ。ある意味で先見の明があったのだろう。東京と沖縄2か所に生活拠点を置いてを行き来している。沖縄はグローカル地域なので面白いですとのこと。文化的には非常にローカルではあるが、一方でひどく国際的であるのだそうだ。

それを言うなら「対極的かもしれぬが、東京もグローカルエリヤでは?」と問うと彼も賛成してくれた。思うに東京は地方都市との比較で、国際都市を自認しているようなところがあるが、他所を知らな過ぎる意味で凄く田舎めいたところを感じる時がある。考えてみれば日本人全体が手前勝手にハイカラを決め込んでいる田舎者なのかもしれぬ。まだ50歳くらいかと思っていた彼も、既に半ばを過ぎたとのことで、自然に話は身体の調子や健康に話題が移っていく。

こちらの前立腺癌の心配をしてくれたので、「それは加齢を考えれば半ばやむを得ないが、そんなことよりこの前の日曜日久しぶりに山に行き、遂に体の限界を感じた方が問題だ。」と答えると、彼もここ数年山歩きをさぼっているのが少し気になった気配。沖縄は山歩きが全くできないので、東京にいる時少し足慣らしをする必要を感じた見たいである。年を取ると、ある日急に年齢を感じる。ある時は筋肉や骨であったり、歯であったり、脳みそであるのは誰も同じ。

煙草はとっくに止めたらしいが、酒の方は相変わらずの様子。少しセーブするよう偉そうに薦めてみたが、そんなことは他人に言われなくても本人が一番分かっているだろう。

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