2014年9月17日水曜日

あゝ、無情

本当に大学病院の繁盛ぶり(用語的には語弊があるかな)は凄い。従来掛かり付けの町医者からもらっていた薬が切れたので、今度通うことにした日大板橋病院に処方箋を貰いに行った。次の通院予定が10月15日になっているので当日受付となる。事前に当日受付については電話で問い合わせをしてあったので、泌尿器科の受け付けに診察券を提出するところまでは順調で8:40前には受付番号が貰えた。7000番代であるのが気にはなったが、まさか先生様の前に出るまで5時間半掛かるとは思わなかった。新書版の本を1冊読み終わって更に居眠りする時間があったくらいだ。

処方箋を貰うために先生との面接に要した時間は5分程度のことだろう。小生の前の方は優に20分以上は掛かっていたから、未だ後ろで待っていた人のためには良かったかもしれぬ。10月15日も採血と診察が重なるので覚悟を決めて行かずばなるまい。最近は時間が有りすぎるせいか、人格が練れてきたせいか、両様相俟ってだろうが余り腹が立たなくなった。じっとしているだけなので腹も空かない。暇に任せて下手なネット碁を打ってカリカリするより精神的ストレスが少ないとすれば、それだけで病院通いの効果があるかもしれぬ。

最近は身の回りに起こることについてネガティブに考え出すと切りが無いので、出来るだけポジティブに考えるようにしている。過去を振り返るにして同じことである。問題は将来未来だが、こっちはなかなか難しい。個人的には先が余り長くないと思えばそう悲観するに当たらないが、つい気になる子や孫が生きる日本の将来に考えが及ぶと暗い気持ちにならざるを得ない。スマホやリニア新幹線の発達が彼等に大層な幸せを齎すとは思えないし、鳴り物入りの6年後の東京オリンピックは結構だが、その後日本全体が長野オリンピック後の長野市になるのではと心配してしまう。

世界情勢からみれば未だ平和なだけ日本はましだが、これも最近の政治情勢からすれば、かなり危うい水際に来ているのかもしれぬ。マスコミの罪が大きいと思うが、日本人或いは日本社会の平衡感覚がどうもおかしくなっている気がしてならぬ。臨時国会が今月末召集されることがやっと決まったのに、野党の体たらくを見ていると何も期待できない。せめて、民主党の党首だけでも代わってくれたら少しは期待できたかもしれぬのに!あゝ、無情、残念無念だ。

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