憲法解釈変更への反対

やっと表沙汰になってくれたかの感ありだ。詳しくは読んでいないが、野田聖子自民党総務会長が月刊誌「世界」(岩波書店)インタビューで、集団的自衛権の憲法解釈を変更する閣議決定に関し、拙速に議論を進めれば党の了承は得られないとの認識を示していることが分かったそうだ。

「集団的自衛権が行使できる、武力行使ができるとなれば自衛隊は軍になる。軍隊は殺すことも殺されることもある。いまの日本に、どれだけそこに若者を行かせられるのでしょう」
「国際情勢という大きな状況と、人を殺す、人が殺されるかもしれないというリアリズムを語るべきです」
「閣議決定は党内手続きなしにはできない。全会一致が原則の総務会を通ることはできないだろう」などと述べたらしい。

これまで自民党内で安倍氏の超右寄り姿勢に反対する姿勢をテレビ等の報道が取り上げていたのは、村上誠一郎氏一人のみであった。閣僚は全員総理の腰ぎんちゃくのようなものであるのは分かっていても、政調会長の高市早苗氏なんぞは総理に輪をかけたような右派であるし、幹事長の石破氏も目の前の人参につられてかどうか、やけに安倍氏を持ち上げたばかりいるので、与党第一党にかくも人材が無くて大丈夫かと不安に思っていたところだ。上記はネット上のブログ(http://mewrun7.exblog.jp/21974881/)からの引用であるが、野田聖子氏には頑張ってもらいたい。

昨日の夕刊か今朝の朝刊か忘れたが、安倍氏は来週安保法制懇答申を受け、早々に集団的自衛権行使に関する憲法解釈の変更を、首相方針として打ち出して閣議決定に持ち込みたいとの意向と出ていたような気がする。これは先に書いた野田総務会長の言と異なるので、幾ら自民党総裁でも党内手続きまで無視はできまいと思うが、これを報じた朝日新聞は何を思っているのだろうか?全く根も葉もない話ではなく、何らかの思惑もあるのだろう。

このところ報ぜられてる限りでは、公明党も憲法解釈変更に反対する動きはかなり活発で、1年以上の論議が必要とも言っているようである。野田聖子氏の発言が表面に出てくることによって、党内でも反安倍勢力が勢いづけば結構なことで、やっと自民党らしくなってくる。それにしても田中真紀子氏なんかに言わせると、安倍氏は祖父岸元首相譲りの怨念のようなもので、憲法を自主憲法に替えたい一念だけあるが、あと頭の中は空っぽです。周りで誰かに知恵をつけられて、鸚鵡返しに喋っているだけです。

だったが、知恵をつけているのが外務省のOB連中のように言っていた気がする。元経産官僚古賀茂明氏によれば、彼らの最終目標は「徴兵制」と「核武装」とのこと。言われみれば国産無人偵察機開発は既に始まっているらしいし。それにしてもこの連中、何でそんなに戦争がしたいのだろう?子供のいない家庭を持つ総理大臣だから、そんな連中の言葉に簡単に乗ってしまうとすれば、難儀な話だ。

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