昨日の続き:ジャーナリスト

急に夏の陽射しとなり、日中歩くのに普段は被らない帽子が欲しくなった。しかも上空では、北方からの冷たい空気と南方からの暖かい空気がせめぎ合っているとのことで、天気が安定せず急に雷雨があったりする。今度の土曜日には奥多摩のハイキング出掛けるつもりなので、何とか終日晴れてほしいものだ。土日は基本的にプールで泳ぐことにしているが、健康の為とは言いながら週末2日同じメニューは何となく味気ない。

その点ハイキングは同じコースを何度歩いても、行く度に何かが異なるところが面白い。今回は奥多摩の大岳山、最初はおっかなびっくりだったが、遂に友人を案内するまでになっている。面白いもので、年のことなど考えて標高の高い山行きを止めることにした途端、つい先日も友人から山歩きに連れて行ってくれとの話が続けて舞い込んだ。希望が尾瀬である。尾瀬は一度しか行ったことが無いが、確かにあそこも良いハイキングコースだ。紅葉の季節も良いらしいので、友人と秋にしようかなどと話をした。

ハイキングをすると気分がリフレッシュして、只でさえ忘れっぽい性格に拍車が掛かって、頭が空っぽになりかねないので、忘れないうちに昨日の読後感を少しフォローしておきたい。英国の「ガーディアン」紙が日本でどの新聞に当たるか見当もつかないが、全国紙であるにしても読売や朝日のように大部数を発行していないだろう。アメリカのニューヨークタイムズやワシントンポストですら100万部も出ていないのだから。当然ながら海外の有力紙が抱える記者の数も、量的には日本のそれと比べものになるまい。

問題は記者の質である。彼我の質の違いはどうも記者の組織上の地位にありそうな気がしてきた。昨日の本「暴露」の著者グレン・グリーンウォルドも社員ではあるが、会社と個人契約を結び編集者が加筆訂正できる範囲を決めていると書いてあった。しかも勤務地がニューヨークなのに自宅はブラジルのリオデジャネイロ。勤務年限と給与体系表のなかで給料が決まる日本の会社で、こんな事情が許される筈がない。

今回の取材で、彼はブラジルから香港に跳んだりして世界中を駆け巡るのだが、その度に在籍するニューヨーク編集長と旅費の交渉をしなければならない。会社側は記者の調査が、それなりの記事になるかどうかをチェックするために記者にエビデンスの提供を求めるのも当然である。それを受けて、会社側も本社とも連絡を取り、弁護士を総動員して法令違反のチェックをしたり、拒否反応を示すであろう政権への探りを入れたりしている。

そう毎度のようにある報道とは異なる調査報道だから当然なのかもしれぬが、英国の新聞社であっても、アメリカ政府要人とはかなり太いパイプを持っているのは確かのようだが、感心するのはメディアのプライドを賭けた緊張関係を維持していることだ。日本の記者は政府要人と付き合うためだろうか、入りたてで労働組合員であっても、黒塗りのハイヤーを乗り回したりしている。これで日夜を問わず担当政治家に張り付くことが出来ているようだが、代わりに緊張感は失われてしまうのだろう。

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