緊張感に欠ける毎日だが

平日である筈だが、メディアでは現在ゴールデンウィーク即ち連休中であることが強調され過ぎているのではないかと思うサンデー毎日の今日この頃である。昨日のニュースでは2016年から8月11日が「山の日」なる祝日になることが国会で決まったとのこと。8月半ばと言えば学校も企業も夏季休暇の真っ最中、しかも旧暦お盆迎え火の前々日。

只でさえ無意味な休日が多すぎると思われている我が国で、これ以上無意味な休日を増やすことにどんな意味があるのか。誰の意図に沿っているのか知れぬが、誰かが国民を具劣化することに腐心しており、マスコミがそれに乗っているとしか思えない。本来選良で構成されている筈の国会も、1強多弱の情けない状況で与野党共に選良としての存在感が全く無い。消費増税にびくともしていないとされる巷の裕福な民草が連休を楽しむの善しとしてもだ。

政治家共の姿に緊張感が無さすぎる。野党の諸氏についてはみんなの党の代表交代程度の話で、テーマに取り上げる気にもならぬ。政権与党については19人の大臣のうち16人がこの連休中に外遊されるとのこと。日本に居ても毒にも薬にもならぬなら、何処へ行こうと勝手だろうが近所のおじさんおばさんでもあるまいに、本当に国内で担当大臣として果たすべき役割が無いのだろうか。

テレビで元通産官僚だった 岸博幸氏(慶応大学教授)が「総理大臣以外の大臣外遊は全く意味がありません。」と言ったそうだ。小泉内閣当時に竹中氏の補佐官で内閣にいた人物だからまんざら嘘ではないだろう。大臣も人の子、休日も連休もあってどこがいけないのか?と開き直られれば返す言葉も無い。自民党の石破幹事長が、復興支援と議員定数実現までの罪滅ぼしで行っていた20%の政治家の給料カットを25年度いっぱいで止めて、旧に復するに当たり「政治家が貧困に窮して政治活動が行えないのは如何ものか。」と言ったそうだ。

これもテレビでちらりと見たが、それに対して「とんでもないことを言いやがる。」と批判する解説者はいなかった。どいつもこいつも政治家はその場その場で都合のいい訳をするばかりだ。選挙の時だけはペコぺコして、権力の座に座った途端に国民を見下した態度で偉そうにするのが習い性とは言え、見ているだけで情けなくなる。先ほどの岸氏の解説には異論となるが、そもそも総理の外遊好きも如何なものだろうか。

どうみても己の信念に基づき、外国の首脳を説得するために海外の赴くといった気概と緊張感は感じ取れない。益して行く先々で喋ることが、会談相手を喜ばすようなことばかりで、首尾が一貫しないとなると誰からも信用されなくなるのではと心配になってくる。確かに我が国は平和で豊かなんだろう。政治家を含め誰もが極楽とんぼ状態にあるのは仕方ないかもしれぬが、踏みしめている大地が意外な薄氷だったりすることはないだろうか?

北朝鮮からミサイルが飛来する心配は先ず無いとしても、世界は広く知らないことが多すぎる。元来が臆病なので「いざ」という時が来て慌てる日が生きているうちに来るのでは、と漠たる不安がある。

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