勘違いをしてはいけない

昨日近くの小学校門前に掲げられた「卒業証書授与式」の看板について違和感を覚えたことを書いた。ところが早速、小・中学校の校長をしていた弟が勘違いを指摘してくれた。他にも沢山あることだろうが、世の中が変わっていることにが気がついていないだけのことだ。これを時代遅れと言うのだろう。指摘を引用しておこう。「卒業証書授与式というのは学校の公式用語です。かつては以上総代で一人だけが証書を授与されましたが、今はほとんどの学校が一人一人に手渡す方式になってきています。」

田舎の小さな学校の校長をしていた時は、卒業生一人一人に一言ずつ言葉を添えたとのこと。年寄りになると昔が良いとばかり思っているが、総代とは生涯縁のなかった身からすると現代式の方がずっと勝る。これなら俺も壇上に上がれたのになぁ、である。少子高齢社会で他にも、世の中の風景が劇的に変わっていることに気付くことがたまにある。最近孫と会ってきた婆さんによると、現代の高校でも酒を飲んだり、喫煙している学生は当然ながら居るには居るらしい。生徒同志にはすぐ分かるのも昔と同じようだが、そういう連中は周りの生徒から馬鹿にされてしまうらしい。

これは一種の差別ではとも思うが、婆さんを安心させるための話だろうから、本気で聞かなくてもいいか。昔も今も高校生と言えばもう大人の気分。飲酒喫煙が法律違反であることは何となく分かっているが、自己責任でしている嗜好の問題で、そいつの人格否定とか馬鹿にすることはなかった。特に喫煙者は、勉強家にも沢山いた。まあうちの孫は真面目だとしておこう。真面目であるのは大いに結構だが、最近聞いた話でこれまた違和感を覚えるのは、政府が睡眠時間に関する指針を発表した件。

自治体がサービスでしてくれる健康診断で、身長と体重を測定した結果から「あなたは太り過ぎ」と断定する肥満度なるものがある。昔は身長(cm)数値から90とか100とかを引いた数値の体重(㎏)以内であればOKとされていたと思うが、最近はBMI指数=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)とやらの複雑な計算式の結果を以て25を超えると肥満、それも肥満度1~4に分かれて分類され、医者から注意を受ける。

ったく小さな親切大きなお世話だ、ほっといてくれ。と言いたくなる。飲酒喫煙高校生は不良少年として類型化するのは半分許せるが、痩せていようと太っていようと政府に文句言われる筋合いはない、と昔から思っていたところだ。今度は老人の睡眠時間は6時間が適切で、睡眠のとり過ぎは問題と来た。1億人を超える国民にはそれぞれの考えもあり、それぞれの生活もある。政府は国民の多数から求められることをすりゃいいので、国民多数の意思をコントロールするなんてことは烏滸がましい。

国民から預かっている年金も満足に管理できずに、無駄遣いしている厚労省あたりの役人が何を言うか、である。もっと真面目に仕事をしろだ。

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