2013年12月2日月曜日

結局何も残らない

昨日は昼から高校同期有志の飲み会で、ワインを飲みすぎ日記はサボってしまった。参加者7人は年相応の持病などは抱えつつも、意気だけは高校生時代と変わらない。しかし2時間半飲み続けていたのは3人だけで、残り4人は前から飲まない一人を含め大分酒量が落ちていることを認めざるを得ない。酒を飲めることくらいしか自慢出来る事が無いので、つまらぬ事を書いた。

勿論談論風発話題は多岐に及んだが、中にお医者さんが一人いたので、老人会のパターン通り健康に関する話題が多かったような気がする。そんな中やっぱりと思ったことがある。7人の中で3人が歓談中に懐中からスマホを取り出した。一人は来年の予定を確認するため、もう一人は写真を披露するため、3人目は着信したメールを確認のためである。小生が持っていないのは確かだが、残り3人もスマホを持っていたかもしれない。

スマホなる機械(ディバイスと称するようだ)が我々世代にも順調に浸透しつつある証拠だろう。小生も今年4月だったかiPadminiとセットで購入したが、結局使いこなすことが出来なかった。1年半くらいローンが残っているのだが、持っていても仕方がないので、結局若い友人に提供してしまった。彼はITに詳しい人間なので、喜んで活用しているとのこと。何もしないで戸棚の上に置きぱなしよりは少しましだろう思うことにしている。

年寄りはどうでも良いが、先週テレビで幼児にスマホやタブレット端末を玩具代わりに与えて子育てをさぼる主婦のことをやっていた。電車の中では小学生と思しき子供がこういった機器に見入る光景は珍しくとも何ともない。こういった機器の発達は留まることなく進歩発展し、小学校でも紙の教材が不要になる時代も遠くないだろう。従って今更児童にIC端末をを持たせるなと言っても始まるまい。しかし赤ちゃんの玩具代わりの使用については、只でさえ希薄になりつつある母子関係を思うと、どんな影響が出るか少し心配でもある。

親子関係なんかについても、こう言うものかとイメージしていても時が経つと少しずつ変化するかもしれないので、年寄りの要らぬお世話かもしれぬ。たった7人の集まりでも時代の変化、流れに遅れずついて行ける人間とそうでない人間の違いを垣間見た気がしないでもない。昨夜は帰宅してから婿さんに頼まれて録画したBS番組をダビングした。我が家のDVDデッキはブルーレイ、娘のところはブルーレイ以前のタイプ。

以前婿さんが、私がダビングしたDVDをデッキに入れたら見ることが出なかったことがあり、ダビング後にファイナライズなる操作を加えるよう教えられていた。昨晩もその教え通りファイナライズの手順まで進めたが、この操作をするボタンが出てこない。操作の必要が無くなったのかと思い、試みに古いデッキに突っ込むと、やっぱり再生できない。DVDディスクが新品であることが以前との違いなので、朝からメーカーのサポートに何度か電話をしているが繋がらない。

小生もかなり頑張ってITの進歩について行く努力をしたつもりだが、ついに諦めの境地に近い。今スマホ弄っている若い人も、これから先それなりに大変だろうと思う。ずっと大事にしてきたつもりの写真フィルムネガも、8ミリフィルムも、ビデオテープも今はどこでどうしているのだろう?手元に再現する術は何もない。

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