2013年11月6日水曜日

母の命日

両親と一緒に過ごした時代から我が家に仏壇があったことは一度もない。父も五男で、仏壇は長男宅にあればいいとの考えだったので、こちらもそれを何となく踏襲している。

昨日先輩のお宅に伺い、四方山話の中で話題が両親の昔話に及び「ところでお母さんが亡くなってもう何年になるかね?」と質問された。困ったことに即答できなかった「七回忌は済ませましたので、確か7年以上前になると思います。」それ以上突っ込まれず、両親生前の話題に移ってもらえたが実に恥ずかしい思いである。友人の中には両親の月命日に墓参りを欠かさない孝行息子もいる。

その中の一人と我が家の墓が隣り合わせと来ていて、こちらが年に1度墓所に行くと、彼の家の墓はいつも綺麗で墓前の供花が瑞々しい。今週末も彼と会う機会があるのだが、きっと又墓のことが話題になることだろう。彼を見習うことは金輪際できないが、せめて両親の命日ぐらいはきちんと知っておかねばと思い、夕食後婆さんに聞いてみた。彼女は第1子長女で、実家は義母が一人仏壇を守っている。

彼女はよく岳父の命日と称して宿下がりをするので、そっちの情報は流石にきちんとファイルされていた。父の命日は平成8年11月25日(享年91歳)、母が17年11月1日(享年93歳)となっている。母が亡くなってもう丸8年も経ってしまったのかとの思いしきりだった。命日には少し遅れたが、昔から何をしてもきちんとしない出来悪の子だったので、思い出しただけでも益しと母も許してくれただろう。

昔から親不孝を重ねているが、せめてこれを書いて日付だけでも忘れないようにしたいものだ。

0 件のコメント: