2013年9月30日月曜日

健康自己管理

9月も最終日、4月以降社会のお役にたつことは全く無くて、半年間国民の皆様の税金(正確には年金は税金と違うのかもしれない)で露命を繋がせて頂いた。このところずっと考えてしまうのは、この状態が一体あと何年、或いは何日又は何か月かもしれないが続くのだろうかである。長生きすればするほど子孫に迷惑をかけるだけで、社会に貢献できる唯一の手段が早死にすることと気が付くほど憂鬱なことはない。

改めて街をうろつきながら周りを見ると、多分同様の境遇におられそうなご同輩の多さに気が付いた。この皆さんの心中や如何である。こっちだって街を歩く時は胸を張ってさっさと歩くので、他人から見てもこちらの悩ましい胸の内は察しがつかないだろう。だからとて、食を細くして体力を漸減し、病を得たら死ぬまでほっておいてくれとはいかない。毎朝に夕に頭の先から爪先まで伸ばしたり動かしては、体調をチェックしているのだから我ながら可笑しくなって笑えてしまう。

人体なる代物は実に不思議で、出来るだけ規則正しい生活リズムを心掛けても、ほとんど毎日のように微妙に調子が悪い部分が生ずるようだ。飛行機や車や列車の交通機関や一見複雑そうに見える原発なんか、人体の構造に比べれば玩具のように単純なものに違いない。それですら日々の点検を怠ると事故に繋がってしまうのだから、身体の管理が如何に大変であるかは察しがつこうというものだ。身体の管理のためと称して、俗には様々手段が存在している。

身長や体重計測から血液検査とか、それこそ数えきれないほどの検査方法もあるし、お臍の廻りが身長体重に対して一定の割合を超えると成人病の危険信号ですなんて教えてくれるインデックスまである。こちらも毎年几帳面にお世話になっているが、老人健康診断によると、ずっと昔から、「腎機能が低下しているので塩分を控えてください」と世話まで焼いてくれる。解説をして下さるお医者様には「はい、分かりました。そのように心掛けております。」と愛想よく答えるが、家内の父が「味の無いものなんか食って、長生きしてもしょうがねえ。」が口癖だったそうで、料理は美味いものが一番だ。

だから婆さんも、調理にあたって塩分を量って制限するなんてことは一切していない筈だ。縁あって一緒になった以上、女房の手料理を朝晩食べて病を得るなら仕方ないとすべきだろう。とは言うものの、しょっちゅう風邪をひくし、前立腺肥大に改善は見られない。おまけに昔からできものの出来やすい性質で、皮膚科も毎月のように通わなくてはならぬ。少し我慢していたら炎症が広がってしまったので、久しぶりに行ったらお医者さんに叱られてしまった。治ったと思っても、そう簡単なものではないらしい。

朝顔を洗って鏡を見る時、身体の調子が顔にも出るし、自分の身体は自分が一番気付く筈と思っている。しかしこんな素人判断が良いのか悪いのか、諸々素人の勝手読みは却って良くない言われるのも尤もだ。医者の待合室で「年を取ると眠れなくて困る。」と話している同輩が居たが、今のところその心配だけは無いので、一応満足しておこう。

0 件のコメント: