2013年9月27日金曜日

インタビューとスピーチ

清々しい朝だった。山の紅葉も一気に進むだろうなんてことを考えながら爽やかなウォーキングが出来た。プロ野球東北楽天のリーグ優勝も全国に微笑みを拡げてくれることだろう。万年ビリのチームにアンチの野球ファンなんていないだろうから。日馬富士の3敗は少し残念だが、髷が結えないお相撲さんの「遠藤」この力士の9勝は凄いことだと思う。一時心配だった相撲人気も回復していくことが期待できそうだ。

安藤美姫が1年休暇を取って出産した後に試合で好成績をだしたみたいだ。昨日はスキージャンプの高梨沙良選手が帰国して力強い決意を語っていた。スポーツ観戦の趣味は無い方だが、スポーツニュースには気持ちを明るくしてもらえることが多くて嬉しい。特に選手のインタビューが良い。スポーツ選手の言葉は、決して偉そうなことを言っている訳ではなくても、メリハリがあって聞いて気持ちが良い。

日頃真面目に一つことに取り組んでいる人から発せられる言葉は自然にそうなるのかもしれない。人は気分が良ければ、ふらふらと外に出てみたり買い物でもしたくなるものだろう。東北楽天の優勝が大きな経済効果を生むと言うのも頷ける。対称的なのが政治家の発言で、聞くたびに気が重くなる。なぜ今日本の政府首脳とされる人間が、こんなに沢山外国をうろつかなくてはいけないのか、先ずそれが不思議である。

国内に問題の懸案事項山積と言うのに、よくもまあ、あまり歓迎もされない外国に出かけるのか。それを誰もチェックできないのが日本のシステムで、これこそ平和ボケの象徴だろう。昨日も書いたばかりだが、特に安倍首相の演説は酷い。テレビ局も、あの下らない演説を何度繰り返し放送する神経が分からない。ある時は英語で演説もするが、国語と英語の使い分けの意義を分かる人がいたらぜひ教えて頂きたいものだ。

先にスポーツ選手について書いたが、話す内容がその人の体に染みついているものでなくては、説得力を持たないのは言うまでもない。多分総理の言葉は誰が聞いても空疎に聞こえるのはそうでないのだろう。いつ聞いても自慢話めいた話が多い、相手が誰であれ自慢の種に嘘が見え隠れして、大きなジェスチュアに確信の無さが逆に浮き出ている。しかし、オリンピック招致委員会で多数の人を前に演説して、結果オーライだった。

これが悪かったのだろう。聴衆の心理を読み取る力を全く感じない。演説が上手とされるアメリカ大統領でも、原稿は上等のスピーチライターが書くにせよ、口調と振る舞いをよく心得ているように見える。俄かに身につくことではないだろうが、先ず言わずもがなのことを言わない訓練をするべきだ。総理だから、上から目線は仕方ないと思っているのだろうか、或いは周りがそうさせるのか。残念ながら側近で忠告できる人間はいないに違いない。

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