2013年6月6日木曜日

旅行について

婆さんは近隣に友人が多い。比較するに小生は近隣には殆どいないに等しい。彼女の友人はバライティーが豊富と言うか、いろんな種類の人がいるみたいだ。その中には有難いことに、旬の野菜をたくさん届けてくださる人がいたりする。豊島区在住の主婦がどこで旬の山菜なんぞ仕入れるのか不思議に思って聞くと、ゴルフ帰りのお土産のお裾分けだったりする。お返しは殆ど婆さんの手料理らしい。皆近くの人なので、一寸声を掛けると喜んで取りに見えるそうだ。

栃木や静岡にも友人がいて、彼女たちからも果物や野菜が届くことがあるらしい。そのお場合のお返しについてはどうしているか知らない。婆さんは23歳の時に嫁に来た。今朝テレビで「女性の平均婚姻年齢が30歳」と報道されたのを聞いて笑っていた。当時は25歳になると行き遅れと言われたそうだ。若い時分小生が大阪に転勤になった時、3年ほど(こちらの在大阪勤務の半分だけ)の不在を除いて現住所に住みついている。小中高は静岡で東京の短大を出ている。

こちらは4年生の大学まで出ているので、友人は遥かに多くても良さそうだが、最近は圧倒的に彼女の方が多く、付き合いも頻繁に見える。付合いと言っても、出歩くのを億劫がる方なのであまり外出はしない。代わりに電話での長話が多いみたいだ。同じ豊島区に住む仲のいい友達に海外旅行が大好きで、1年に最低3回は海外に出かける人もいるらしい。婆さんは飛行機に乗らない主義なので、どんなに誘われても行かない。今朝この人のことが話題になった。

昨年御主人を亡くされたので益々その傾向に拍車が掛かっているとのこと。今度はロシアに行かれるらしい。これがきっかけで旅の話になったが、考えてみると自分も余り旅をしたことが無い。65歳過ぎて山歩きは頻繁にしたが、海外旅行は勿論、国内も旅行らしき経験が殆ど無い。思えば熱海に新婚旅行の話が出たが、何だかんだで結局止めた位だ。強いて言えば毎年几帳面に行っているお伊勢参りがあるが、いつも駆け足で旅行とも言えない。

このところこちらが「暇だ。」連発するせいか。「今年はご遷宮でお伊勢さんは人気のようよ。お伊勢参りのお陰で折角毎月JTBから旅行案内が送られてくるのだから、少しは見て研究したらどうですか。」てな話になって、バスツアーのカタログ6月号を出してきた。分厚い中身をパラパラと見ると、5千円程度のバスツアーから豪華客船のクルージングまで盛り沢山である。婆さんの感化で、小生まで旅行が億劫な性格になってしまった。しかし国内旅行ぐらいはもう少し経験してみるか。

一瞬そんな気持ちになりかかったが、今月は前立腺の入院検査もあり、来週はその予備受診もしなければならない。梅雨明けが早ければ、気持ちは山に向かってしまい、国内旅行は又忘れてしまうだろう。

0 件のコメント: