2013年6月20日木曜日

退院してきました

一昨日の昼前から今日の昼前まで足かけ3日、日大板橋病院に入院して前立腺の生体検査の為に細胞摘出手術を受けてきた。4年前にも1回検査して、癌細胞は発見されなかったのだが、PSA値(腫瘍マーカー)の上昇がどうしても高すぎるので念のためとのことである。2回目なので特に念を入れたいのだろう、前回は6か所で済んだ摘出が今回は14か所と2倍以上になっている。結果は7月2日まで待たないと判明しない。癌細胞が発見されようとされまいと、前立腺が異常に肥大しているのだから、問題が何かあるだろう。

過去5年か6年ほど前に掛かりつけの内科医が、「PSA値が標準の4を超えているので泌尿器科専門医の診断を受けて下さい。知り合いの泌尿器科が無ければ日赤を紹介します。」と言った。知り合いは無かったが、日赤は遠いので遠慮して、池袋駅北口前にある性病科・泌尿器科の看板を見つけて飛び込んだのが今通っているクリニックである。先生は小生より少し若い初老の先生が一人、場所柄どうみても性病患者さんが多そうだ。ここの先生は残尿検査と血液検査(PSA値だけ)が半年に1回、触診が1年に1回くらいか。

もっぱらPSA値に頼って、今回2回目の生検を強く勧めてくれたわけである。前回の細胞摘出はこの先生が毎週1回診療に行っている病院で受けたが、今回は趣向を変えてと言うか、セカンドオピニオンも必要かと思い、敢えて大学病院を希望した。前回は検査結果を掛かりつけの先生から聞いたが、同じ先生からの紹介とは言え、今回は検査結果について大学病院の外来に来るように言われたので、治療方法についても少しはセカンドオピニオンが聞けることを期待している。如何に加齢現象とは言え、癌でないことを一度確認しながら同じ薬を5年以上飲み続けて、効果が全く見られないことに些か不満なのだ。

とは言っても、自分の身体のことを医者のせいにするのは感心できないかもしれない。たった2泊のことではあったが、大病院の8人部屋で過ごしただけで身体が資本としみじみ思い知らされる。多分泌尿器科の病棟だったのだろうが、同室の患者さんは他に一人検査入院がいただけで、後は全員癌患者だったみたいである。隣のベッドは今日の夕方手術が予定されているようで、手術の段取りについて丁寧な説明を受けていた。背中から全身麻酔で行われるようだが、「心配しなくてもいいですよ。」と言われるほどに心配が募っていく気配が感じられるし、同じ立場に立てば我が心も同じことになるだろう。

この人もそうだったが、同じ年恰好の人が既に多くの病気で手術を受けたり、長期の療養をしている。小生も病気の種類は多々あって、何度も入院はしているが、幸いなことに今のところ大事には至っていない。ここから先どんなことになるか、神のみぞ知る事ではあるが、この日記のテーマも「老化と健康」で病気の話ばかりでは面白さに欠ける。もう暫くは広い世間を見つめ、面白そうなネタに挑戦したいものだ。

3 件のコメント:

トパーズ さんのコメント...

検査入院、お疲れ様でした。
7月2日の検査結果が、良好でありますよう
祈っています。

senkawa爺 さんのコメント...

トパーズさん
再三お気遣いを頂きありがとうございます。

gotech さんのコメント...

爺さん、とりあえずご苦労さまでした。
良い結果であることを願ってます。