2013年5月7日火曜日

小父さん二人で憂さ晴らし

今日は浅草方面に住むブログ友達に態々池袋に来てもらい、久しぶりに昼飯を共にした。場所はメトロポリタンホテル内の中華料理「桂林」。料理はびっくりするほど美味いとは言えないが、紹興酒は薫り高くて美味かった。店の佇まいも悪くない、広くて落ち着いた雰囲気がある。考えさせられるのが店内の風景である。男性二人連れは我々だけ、ほとんどの客が中高年の女性。池袋も一応ビジネス街でもあるが、商談らしき客は彼は全く見当たらない。男性は不況に苦しんでいるのに、ご婦人連は優雅すぎないか?

彼は未だ自分の会社を持って現役で仕事もしている。曰く、連休明けになって急に暇になってしまったとのこと。年末以来政権交代と補正予算の大盤振る舞いの影響もあって、正月から年度末まで忙しかったようだが、本年度の予算も未成立の状態だから当然かもしれない。我が家でもよく話題になるが、一般サラリーマンなら兎も角、国家の大臣18人のうち11人が、この連休中外遊したらしい。尤もらしい理屈はつけているのだろうが、緊張感に欠けるに度を越している感がある。北朝鮮はことを起こさないとの情報でもあったのだろうか?

彼と仲良くなったのは、互いにブログで政治問題に触れていたので、親しみを感じたからである。年齢と学歴が殆ど同じと言うだけで、社会経験は全く違う彼であるが、世の中を見る見方は非常に似ている。彼の方もそう思ってくれていれば有難いが、常識的な人間、普通の小父さん同士である。しかし彼はこのところ余りブログを更新していない。聞くと、やはりブログを書く気がしなくなってしまったとのこと。

ネット選挙が解禁になろうというのに、このところ気になっているのが、政治関連ブログの低調さだ。実は小生も同じ思いもあるが、野党のだらしなさと新政権の傍若無人ぶりに白けてしまって、ブログを書く気にもならなくなっている人が多いようだ。言われてみると、確かに読み応えのある面白いブログが減っている。それでもこちらは新政権に対する皮肉めいたことを時々書いているが、その度に空しさだけが残ってしまう。

株価が上がるだけで明るくなる社会て一体なんだ?競馬競輪の新聞がレースの予想をするのは善いこと。社会の公器と自認する新聞テレビが、その道の専門家と称する人間に株価の予想をやらせるなんて、博奕の専門紙に成り下がったのか?我々が生きているうちにバブルがはじけるのは間違いない。とかなんとか、暇な二人の小父さんが昼酒を交わしながら、世相を断じて憂さ晴らしを楽しんだ。

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