2013年3月18日月曜日

お国自慢

たまたま今朝のこと、高校同期生のメーリングリストで友人の一人が「長野県が男女とも長寿日本一になったとのことご同慶の至りです。」と送信。それを受けて別の友人がフォローして、長野県が全国1位になっている事象が他にも沢山あることを教えてくれた。老人医療費が断トツで低いこととか高齢者就業率が高いことを知ると、忸怩たる思いも無いではないが、長野県出身の老人として出身地の名を汚さないように頑張ることにしたい。

二人の友人が示してくれた長野県が全国1位は実に沢山あって、それをなぞって読んでいくと、我が故郷が如何に自然に恵まれ風光明媚、且つ県民の勤勉性と人情の豊かさが実証された思いで気分がいい。これも知る人が多いと思うが、長野県には古くから(多分100年くらいは前のことだろう)県歌
「信濃の国」があり、国歌斉唱が行われない学校があるかもしれないが、県下の小学校で式典の際にこれを斉唱しない学校は無い筈だ。

小学校入学が昭和22年だったが、いの一番であったかは兎も角、この「信濃の国」を覚え、高校を卒業する昭和34年までの間何度歌った事だろう。東京に出てからも、故郷で結婚式があると出席者全員で歌う事が間々あるし、現在でも高校の同窓会では必ず斉唱することになっている。多分他の高校同窓会でも同じような事ではなかろうか。意味も分からず経文のように覚えた歌詞も、最近はやっと意味を理解できるようになった。

100年以上前から自然は大きく変わろう筈もないし、人々は勤勉だったのだろう。歌詞にはもちろん謳われていないが、裏を返せば昔から貧しい国であったに違いない。しかしプライドは高く、志を高く持って生きるのが信濃の国人と解釈している。思えば郷関を出て早半世紀以上が経つ。一時の帰郷ではなく、再び郷里に帰るのは墓場に納まる日になると思うが、やせ我慢の精神だけを頼りに江戸で頑張りたい。

長野県歌 「信濃の国」の1番の歌詞は下記の通り。貧乏人のやせ我慢が丸出しで楽しい限りだ。

信濃の国は十州に 境連ぬる国にして
聳(そび)ゆる山はいや高く 流るる川はいや通し
松本伊那佐久善光寺 四つの平は肥沃(ひよく)の地
海こそなけれ物さわに 万(よろ)ず足らわぬ事ぞなき

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