2013年2月9日土曜日

早春賦

http://www.youtube.com/watch?v=n_vWpnYv2FA
春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃か

インターネットで検索して聴くと、いい歌だなあとしみじみ思う。

このタイトル通りの昨日の寒さだった。夕べはブログ友達のSさんに鳥越でご馳走になり、10時近くに帰宅したが寒さが半端ではなかった。でも立春を過ぎているのだから早春であることは間違いない。現代の小学校でもこの曲が教材になっていればいいと思うが果たしてどうだろう。本当に昔の先生は子供の為に良い曲を沢山作ってくれている。大正時代に東京音楽学校(今の芸大)の教授が作詞したものらしいが、信州安曇野の雪解け風景に感動して作詞されたと伝えられている。気持ちがよく分かる。

昔の先生方は子供たちの情操を育むことをとても重視していたに違いない。婆さんが歌が好きなのでテレビの歌謡番組はよく見るが、聞いて気持ちのいい曲も沢山あるが、歌い手さんにもよるのだろうが、聴いていて只騒がしいだけとか、何となく耳障りだとしか思えないようなこともたまにある。AKBの曲で育まれた青年の感性が将来どんな形で現れるのか?爺が心配しても始まらないだろうが、我が孫連中の将来像が、何かすごくお目出度い人間になりそうで心配である。笑い

谷はおろか街場でさえ鶯の声は聞こえてこないが、年寄りは段々せっかちになる。明日は今年初めての山行きを決断。丹沢の塔ノ岳に行くことにする。標高は低いが、高低差が12000mあるらしい。足慣らしにはもってこいかもしれない。何故ならば、連休の中日の明日はプールの定休日。ネット囲碁とブログだけで過ごすのも健康によくなさそうだ。今日プールで体重を測定するとこの1週間で1キロも体重が増えてしまった。今週は飲む機会が多かったうえに、2日連荘でロースカツにビフテキを食べてしまった。

ネットの登山ガイドを見ると全行程歩行時間6時間とある。マイペースで行くと多分8時間くらいは歩くことになるだろう。少し体重が減ってくれないものか。

2 件のコメント:

kiona さんのコメント...

唱歌をのんびり聴くとぐっと来ますね。自分でも意外なんですが、いまだに小学校の校歌を覚えていて、たまに口ずさんだり^ ^ 子どもの小・中学校の校歌と比べてもいい歌だなと思ったりします。(そのわりに自分の中学の校歌はまるっきり覚えていません)

爺さんの危惧は自分も感じます。娘に頼まれてiPodに曲を入れるのですが、正直つまらない曲ばっかりで、自分らが子どもの頃までは歌謡曲にもいい歌があったと、YouTubeというのはあらためてすごいですね、何でも出てきます(校歌はさすがに出ないけど)で、そんな曲や洋楽などもお薦めの一曲、二曲を混ぜて入れておいたりします。

少し前に調べものをしていて、加藤和彦氏が「もう音楽が必要とされなくなった」みたいな言葉を残しているのが気がかりで、いまの子どもが音楽に対する感受性が落ちているのか、自分が古くなっているのか、冷静に考えてみたのですが、やはり前者に思えます。

歌謡曲が J-popになって、むしろポップでなくなった気もするのですが、ようするに作り手が商売しか頭にないがゆえの所産ではないかと。

それで今、自分の人生のヒットソング トップ10を出してみようかなどと思っています^ ^

senkawa爺 さんのコメント...

kionaさん
いつもありがとうございます。
唱歌についてご賛同を頂きまして感謝します。
歌は下手くそで人前では歌えないのですが、聞くのは大好きです。
優れた歌が人に感動をもたらすことは間違いありません。
一寸角度が変わりますが、亡くなった高校の先生の遺稿を読んでいましたら、意味が分からないのに「謡曲」に感動を覚えたとの記事がありました。