2013年2月18日月曜日

孫に代わって

昨日の日曜日は珍しくユニークな1日になった。普段であれば午前中はプールで運動して午後はぐったりしてだらだら過ごすのだが、昨日は下の娘から昼頃までに六本木の新国立美術館まで行く用事を頼まれてしまった。依頼の話は先月の終り頃あったもので、「中学2年生の孫が習っている習字の塾か何かで何かに入選したが、当日はバスケの試合があるので本人も親も行くことが出来ない。

代理人が出席と連絡しておくので、代わりに行って表彰状を受け取ってきてほしい。場所は美術館3階の講堂、時刻は13時からだから12時半頃行って展示を見てから受付に行けば丁度いい筈。私も一度行った事があるが、表彰式なんか町の公民館でやる程度のもので、すぐ終わる筈。」「お前、 そんなこと言っても新国立日美術館て広いぞ。先ずなんと言う会なんだ?」「えーと、あそうそう、あきつ会て言うのよ。」

いつものことで、てんでいい加減な話だが、可愛い孫のことなので昼飯を後にしようと思い、12時過ぎに美術館に行ってみた。丁度美術展の季節外れと見えて習字の展覧会が多かったが、あきつ会の展示場は2階で直ぐ分った。当然無料なので1号室に入ると、大きく立派な書が何点も掛かっている。町の公民館レベルとは大分話が違う。30分そこそこで孫の展示を見つけなくてはいけないので、とても鑑賞なんて言えないスピードで展示物を確認していくうちに出口に到達してしまった。

どう見ても中学生のお習字レベルの掛物が見当たらない。仕方なく3階の講堂に行って受付をしてもらう。結構混雑しているので「受賞作の展示は?」と聞きそびれ、「展示は2階ですか?」と聞いてしまった。勿論返事は「はい、そうです。」表彰式に座る椅子を指定を頂いて、再度2階の展示場を廻るが目指す作品は見当たらない。そうこうするうちに13時直前になってしまったので、講堂に戻って指定された席に着席。1列4×5で20人が5列100人分が席に名札が張ってある。

更に後ろに名札の無い席が5列以上あり、そこまでは既に満席で立ち見まで出て相当な人数になっている。表彰される児童一人に付添が倍以上来ている勘定だろう。13時きっかりに表彰式が始まったが、壇上に並ぶ会の幹部も受賞者も圧倒的に女性が多い。会の幹部は全員女性で事務局に数人男性がいたくらい。会はきっかり1時間で終わって、事務局の説明を聞いていると、下に展示されているのは受賞作品中特選になった7点だけらしい。

我が孫の作品は見当たらなくて当然だった。同じ列に座っていた他の3人は皆中学3年か2年生だったのだろう。3人とも可愛い顔の女の子で、賞状の受け取り方は前の生徒さんのやり方をすっかり真似させてもらった。なんたって賞状を受け取るのは初めてで、卒業式は中学が最後だったのだから仕方ない。同じ表彰の20人位が壇上で賞状と盾を手に記念写真撮影があった。
孫に手渡されるかどうか分からないが、見たいし、見たら孫は笑うだろうな。

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