2012年12月21日金曜日

師走の三連休

普通の人にとっては一番忙しいと思われるこの時期に明日から3連休が入る。自分自身は関係ないとはいえ、周りで忙しく働いている人にとっては迷惑な話だろう。こういった事を法制化するのはどこの役所だろう?旧労働省か内閣府のどこかか、或いは総務省か、いずれも余りしっくりこないからどこか他の役所かも知れない。昭和天皇の誕生日は未だに昭和の日と称して祝日だし、大正節は無いが明治節も生き残って文化の日となっている。

現天皇が崩御されると12月23日は一体どんな扱いになるのだろう?こと祝祭日については担当部局がどこにせよ国会の認証が必要な筈だ。この決められ方を見る限り、如何に国会の審議が無原則でいい加減かが分かる。たかが祝祭日だからどうでもいいかもしれないが、少なくとも国民の目線に立った原則が無いのは明らかだ。今回の総選挙で自民党総裁や維新の石原代表は憲法改正を口にしている。

元々口先ばかり滑っているお二人だから目くじら立てても仕方ないかもしれないが、ひょっとすると駒が出てしまうかもしれない。自民党の草案なんて読んだことは無いが、ネットで見ると室井佑月さんなる女性タレント兼作家(逆かな)がかなり心配してくれている。一部引用させて頂くと・・・以下

>よくよく草案を読んでみると、憲法の第12条と、第13条と、第29条は、もともと使われていた「公共の福祉」という言葉が、「公益及び公の秩序」に変わっているのだった。ちなみに、第12条は人権保障についてで、第13条は人間の尊重について、第29条は財産権について。
 「公共の福祉」と「公益及び公の秩序」では、どう違うのか? あたしの解釈だけど、「公共の福祉」とは、集団で生きている中の道徳みたいなことじゃない? でも、「公益」とは国の利益のことだし、「秩序」とは道徳より厳しい、罰則もあり得る決まりのような気がする。
 自民党は国の権限を大きくし、そこに生きる人々のことは軽少にしていきたいってことなのね。そうそう、憲法第18条の、「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」も削除したみたいだし。<

こちらは現憲法すら知らないのだからどうでもいいと言えばそれまでだが、5月3日の憲法記念日なる祝祭日はどうなるか、つまらぬことが気になってしまう。そもそも日本人の大部分が本心から目出度いと思う価値は一体なんだろう?150年ほど前までは盆と正月で、国旗こそ掲揚しなかったろうが国をあげて仕事を休み家族でご馳走か白米を食べたのではないだろうか。

現代は一方で景気拡大を叫んで企業の利益の拡大を図りながら、他方で労働者の賃金は低くなる一方のようだ。更には物価を意図的に上げるような政策を取りたいと言う。どこか核心がずれているような気がしてならない。


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