2012年11月19日月曜日

孫の時代

遅れていた季節がやっと追いついたようで、全国的に大分冬らしくなってきた。東京もかなり冷えてきたので遂に冬用のコートを着用に及んだ。着ぶくれると格好良くないと思うが、年寄りはそんなことで気取っていられない。「風邪は万病の元」と自分に言い聞かせている。一昨日の土曜日に婆さんが実家に帰り、来合せた一番年上の孫と会って写真を撮ってきてくれた。

孫は来年3月高校入試を控えているので、一所懸命お勉強しているとのこと。志望校については聞いていないが、勉強に打ち込んでいるとは感心するばかりだ。義務教育課程児童の学力が低下していると聞くが本当だろうか?時々テレビに登場する子供たちのインタビューを聞いていると、出来の悪い政治家なんかより余程しっかりしている思うことが多い。うちの孫でさえ進学を意識して勉強する世の中だ。

我々の中学時代に比べれば現代の方が遥かに高校への進学率は高い。今の中学生の方が昔より難しいことを勉強しているように思うが、実態はどんなものなのだろうか?学校における学習内容は知らないが、少なくとも全家庭にテレビがあることだけでも、記憶装置にインプットされる情報量は格段の差があるだろう。人間何を以て賢いと言っていいか分からないが、独断を以ていえば、今の子の方が我々世代よりは遥かに賢い。

同じテストで世界の児童を比べると、日本の児童の水準はかなり低レベルとの指摘もある。そんなこと余り気にする必要もないような気もするのだが。体力も落ちていることを指摘されるが、これだけ便利な世の中だから一般的に体力が低下するのは仕方ないだろう。むしろ体格が立派になっていることは事実。スポーツとか運動に関する進歩も目覚ましいものがある。あらゆる分野で若手のスポーツ選手が活躍している。4歳になったばかりの孫が幼稚園で毎週プールに行っているそうだ。小学校に上がる前に泳ぐようになってしまうのだろう。

先が短くなったせいか、子供や若い人をどうしても美化して観がちになるのかもしれない。若年犯罪も増えてはいるだろうが、それでも大多数の若者は賢く育っていることを信じている。ヤクザの倅が大臣になってもいいし、知事や市長になっても不思議はない。政治家の2代目が政治家になってもいけないとは思わないが、自らの意思でなってもらいたい。我が孫は今のところサリーマンになりたいと言っているようだ。

しかし高校に進学すれば考えもまた変化するだろう。孫のことは何を聞いても楽しい。どこでもいいから高校生になって、中卒浪人にならないことを祈るばかりだ。

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