2012年10月15日月曜日

無用のものなんかありゃしない

普通に暮らしていても日に日に衰え機能低下していく我が身だが、先週の山歩きで不注意から左中指を突き指してしまった。第2関節周辺が腫れ上がって痛いので馴染みの接骨医の先生に診てもらうと、やはり筋が何本か切れているらしい。筋とはどんなものなんだろう?筋肉と言うと何となく肉屋の店頭に並ぶ肉をイメージできるが、その中の筋となると人肉を直接見たことがないのでイメージし難い。

骨は筋肉に守られていると理解している。しかし筋が肉に守らているのか、肉が筋に守られているのかよく分からない。筋の形状となるとこれまた更に分からない。安い肉料理を食うとびっくりするくらい太い筋に出会うことがある。あんなものが指に絡みついている筈も無いだろう。関節を覆う筋って絹糸や精々木綿糸程度かな、いや指の関節はしょっちゅう使う所だからバイオリンのストリング程度はあるのかな?

考え始めると分からないことだらけで面白い。何れにせよその筋が何本かあって、そのうちのどれかが切れているのだろうと勝手に決め込んでいる。既にじっとしている分には痛みは無くなっているので比較的軽症ではあるようだ。でも拳骨は握れないし、一寸負荷が掛かると痛い。五本も指がある上に利き腕と反対の左手の事だ。大したことはあるまいと思うが、生活の中で様々な不都合が生じる。

今書いている日記もただでさえキータッチのミスが多いのに、それが倍以上になる。茶碗を持つのも不自然になるし、布団を上げるのも容易でなくなる。改めて人体とはよく出来たものと感心せざるを得ない。ひょっとしたら不必要な機関は何一つないのかもしれない。先生によるともう暫くはテーピングなんかで固定して安静にすることが大事とのこと。「一昨日と昨日泳いできたよ。」と言うと「余り感心しませんね。」と叱られてしまった。

「身を立て道を行い、名を後世に揚げ、以って父母を顕わす」ことは敵わないが、せめて「身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるは孝の始也」は肝に銘じ、身体は全て親からの賜物、これからも無理と無茶はせず大切に扱つかうつもりだ。そうすれば京大山中伸弥先生の半分ぐらいの孝行はした勘定になる^^。

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