2012年8月13日月曜日

それぞれの夏休み

お盆の臨時休業で街中はがらんとして人出が少ない。アスファルトに照りつける真夏の直射日光だけが強烈で、ただ々々暑い。昼飯から帰って滴る汗をぬぐうとタオル地のハンカチが瞬く間にぐっしょりになった。こんな天気が続くなら人並みにどこかに出かけようか、と天気予報を見ると明日から天気は下り坂で、特に山岳地帯は今週いっぱい晴天が期待できそうにないとされている。

幸か不幸か今週から来週月曜にかけ、新しい仕事の関係で少し忙しそうなので来週の好天を期待しておこう。もし来週晴れたらまた山に行きたい。なんでこうなったか分からないが、ここ2,3年ハイキング中毒に近い状態で、ひと月に1回は山歩きをしないと落ち着かくなってしまった。誰に迷惑掛けるでもないし、お陰で健康には気を使うようになっているので悪い事ではないだろう。

婆さんは孫に食事を用意して「お祖母ちゃん、美味しかったよ!」と言われるのが無上の喜びとのこと。一昨日の土曜日は中学生二人の孫の為、態々世田谷の娘の家に行って孫のサービスをしてきたばかり。明後日は実家の母のところでお盆の賄をしなければならない。そういう場合、亭主は当然夕食を外食で済ませなくてはならない。婆さん装飾品と飛行機嫌いだから、亭主はそのくらいは我慢すべきとは心得ている。

若い頃は家で夕食を摂ることが殆ど無かったのだから、今更文句を言う気も無い。でも婆さんが「外で好きなものを食べられるのだから嬉しいでしょう。」と言うが、この年になると決してそんな事はない。先ず何を食うか考えること自治が面倒くさいし、10分で帰宅できる場所から更に遠くへ移動するのも億劫である。帰巣本能が年と共に高まってしまうのは致し方ないだろう。

でも婆さんが孫たちのサービスをした翌朝は孫や娘夫婦の近況を話してくれる。これも最近の楽しみの一つだ。世田谷の娘や孫はつい2、3年ほど前まで、長期の休みになると必ずどこかに連れて行ってくれとか、映画に付き合ってくれとか言ってきたし、我が家にも遊びに来たものだ。しかし孫が二人とも中学生になると、ピタッとそれが無くなってしまった。

二人とも部活で夏冬春の長期休暇が無くなってしまったようだ。別にオリンピック選手を目指す訳でもない平凡な区立中学でも、部活て奴はそういうものらしい。上の子は3年生になる時に部活をやめているので、少しは暇があるのではと思ったがそうでもないらしい。何をしているのか聞いてみた。笑いながらの答えは「お勉強しているのよ。Tちゃん今年の夏は暑いね、と言ったら何と答えた思う?あまり外に出ないから分からないですって。」

元々ユーモア精神に富んだ子なのでどこまで本気か分からないが、二人で大笑いをした。

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