2012年6月8日金曜日

悔しいが我が手には負いかねる

やっと夏らしい暑さになってきた。早いところ風邪を完全に治さなければいけない。来週の土曜日には父の日のプレゼントに、娘が孫の顔見世にやってくるそうだ。元気になって孫に風邪など移さぬようにして、楽しみに待つことにしよう。世の中茶番じみた話が多いが、今週中には総理が決断すると言っていた大飯原発の再稼働について、さすがに決断できないでいるようだ。当たり前と言えば当たり前だろうが、昨年の福一の事故以来電力各社は原発についてどのような新たな対策を講じているのだろう。

中電の浜岡原発が防潮堤のかさ上げ工事に入った以外は、何も知らされていない。そこに持ってきて安全・保安院が関電の美浜だったかの原発で40年経過したものを更に10年稼働させることを認める決定をしたそうだ。それも原発担当大臣が「今後築後40年の原発を一切稼働しません」との声明を発表した直後の話である。ったく何を考えているか全然訳が分からぬ。国民は勿論上司にあたらない大臣なんか眼中になく、全く舐めきっているとしか思えぬ所業だ。

フランスには以下のような法律があると言う人がいる。即ち「如何なる国であれ、原発事故が起きたらその原因をすぐに分析して、その結果に対してすぐに対策を講じなければいけない」従って、福島に於いて全電源喪失によりベントが出来なかった事、ベントが回復しても大量の放射性物質拡散に至った事を受けて、すぐにベントパイプに見直しがなされ、そのパイプに放射性物質除去装置が取り付けられるようになったそうだ。

少し手際が良すぎるし、話しが出来過ぎている感もあるが、当然の事かもしれない。東電の料金値上げについての公聴会が開催され、市民からケチョケチョンに言われているが、東電のえらいさんは余りびっくりした様子もなく平然としている。これもアリバイ作りの茶番に過ぎぬことなのだろう。河野太郎のブログを読むと、霞が関の官庁で東電の電力を使用しているビルは1棟も無いようだ。役所は全てPPS(新規の事業者から安い電力を買っている)を利用しているので、東電がいくら値上げをしようが痛くも痒くもないのだろう、と皮肉っている。

そのように対応の仕様が無い庶民こそいい面の皮だ。慌てて太陽光パネルなどを屋根に取り付けたりすると、これまた難儀な話で、先ず絶対と言っていいほど得をしないばかりか、メンテナンスその他で大損するとどこかで読んだ週刊誌に書いてあった。誰の意思か分からないが、国家の高級官僚が持てる力をフルに発揮して、国民を食い物している。これをコントロールすべき政治家が頼りにならない事、国会が会期末と言うのに国会で仕事している国会議員は何人いるのか?

参議院では何も審議されていないらしい。金の事は言いたくないが、受け取るのも恥ずかしくないだろうか。どう見ても参議院は不要だし、国会議員は全員、嘗ての矢祭町議会のように日当出来高制にすべきだ。

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