2012年4月24日火曜日

ああ、若者よ

徒歩15分以内に小学校が4校あったが、数年前1校が廃校になったりして小学生の姿がめっきり減っている事を実感している。一方同じエリアに高校が3校あり、この3校の生徒が同じ地下鉄の駅から毎朝吐き出されるので、いつもそこそこ多数のの高校生とは行き交っている。残念ながら中学校は1校しかない上に、ロケーションがこちらの行動範囲と全く逆になっているので、その実態を見る機会が殆ど無い。

中学生の孫が二人いるのだが、同じ都内に住んでいても小学生時代とは異なり、我が家に遊びに来ることは殆どなくなってしまった。寂しくもあるが、それも彼らの成長の証しと諦め、折に触れて娘の家を訪れる婆さんからの報告を聞くのを楽しみにするようになってしまった。子供の成長に関して見たり聞いたりするのは楽しいが、教育と言うことになると自信が無いので全く意見を言えなくなってしまう。婆さんの独擅場だ。

幸い二人の中学生は可もなく不可もない程度のところで、さしたる問題も無く過ごせているようだ。一人は3年生になったので来年は高校受験になるが、今のところその件について何も具体的な話題が出てこない。気にならない訳ではないが、今こちらから聞いても仕方ないので触れないようにしている。
本人も親たちも、それなりには考えたり話し合ったりはしているだろう。

先の春休みに婆さんが先方に行った折「今が、学校の勉強が一番大事な時だよ。」と言うと「うん、わかった。」と答えていたとのこと。結果がどう出るかは分からないが、それで良しとすべきなんだろう。なんたって我妻は娘が中学生時代に塾に行きたいと行った時「お父さんが一所懸命働いて税金と言うものを払っているので、その分学校で教えて貰えば十分。塾なんかに余計なお金を払えません。」てな話をしたら、娘がその事を夏休みの宿題か何かの作文に書いて、税務署からなんかの賞を貰った事があるらしい。

娘にそう言って塾を諦めさせたのは当時から知っていたが、税務署から賞をもらったのはごく最近初めて聞いた。どこの家庭でも子供の教育については大体母親の考えが強いのが普通だろうが、我が家はそれが特に顕著で、こちらまで相当教育されている。まま儚い抵抗をしてはいるが、もう少し教育されるとこのブログをやめざるを得ない。婆さんから見るとブログは目の敵のようだ。

昨日は京都の亀山市や東京八王子市で未成年が凄惨な事故や事件を引き起こしている。若い人の可能性を信じ、将来を託す気持ちが強いので、このようなニュースは信じられない気持ちだ。何か書こうと思ったが、ショックが強烈で、どのように書いても適切さを欠いてしまう。家庭か、学校か、はたまた政治か?どこに問題の原因を求めればいいのか、悩ましくて分からない。もどかしく思っているうちに、また取り留めのない内容になってしまった。

2 件のコメント:

おしゃれな猫 さんのコメント...

こんばんは^^

奥さまの言葉、説得力がありますね。
素直な性格のお嬢さん^^
読みながら笑みがこぼれました。

うちの二女も、私が残りもので別の料理をすることを
作文に書き、参観日に大きな声で発表したことがありました。
恥ずかしいやら嬉しいやら・・・でした。

うちの子も誰も塾へ行きませんでしたが、私が自宅で英語を
教える仕事を9年間やっておりました。
個人の塾ですから生徒数はそれほどでもありませんでしたが、
この3月で終わりにしました。

学校の授業だけでも充分だと思うのですけどね^^

senkawa爺 さんのコメント...

おしゃれな猫さん
コメントをありがとうございます。
私も実態をよく知りませんが、英語は中学校の授業だけでは少し不十分かなと思っています。
出来れば個人的に指導してもらうのが理想と思いますので、お母さんが面倒見れれば最高でしょう。羨ましいぐらいです。