2012年3月29日木曜日

コンピュータ対決

今年度もあと1日で業務終了である。前年度からセミリタイアの状態ではあるが、自ら起業した会社でもあるので、業務内容は現役社長が使用している会社のメルアドでのやり取りを、クライアントにも依頼して全てCCでこちらにも送ってもらってウォッチしていた。従って気分としては現役時代とほぼ同じ、目出度く第9期目を終える感じだ。

来月からは会社が負担していた事務所の家賃もなくなり、小生の月給も3万円になるので、本当に足を洗おうと思っている。事務所も閉鎖して濡れ落ち葉になろうかとも思ったが、婆さんが自家用車は持たず自転車さえ乗らないのだから、せめて事務所ぐらいはもう暫く持っていなさいよとの事なので、来年1年分の家賃をへそくりで払ってしまった。

100万円近い金額なので、急に懐に秋風が吹く思いで寂しい限りだ。乗り物に関係するが、海外旅行とも縁がなくなっているので、まあ我慢しよう。ところで、今年度ライフスタイルで大きく変えた事がある。昨年の秋ごろかと思うが、毎週のように行っていた碁会所通いをぷっつりやめてネット碁に変更した。大分前から会員数が世界1と言われるパンダネットに登録はしていたのだが、1局毎に200円か250円払ってたまに打つのを変更した。

新たに登録したのは月に2000円だったか、年会費一括で2万円一寸払うと幾らでも打てる会員。これですっかり嵌ってしまい、わずか半年の間になんと5百局以上こなしている。1回ごとに払っていたら10万円を越す訳だから金銭的には得かもしれない。碁会所に1年100回は行ったことがないだろうが、もし行ったとしても、年間にこなせる対局は精々150局位なものだろう。費用も大凡10万円くらいにはなる事だろう。

あれやこれや比較してみると、ネット囲碁は確かに優れものだ。若者の間で流行っていると言われるネットゲームと同じかもしれない。孫たちがゲームに夢中になるのを警戒してきたが、自分がミイラになったようなものだ。全対局の棋譜が残っているので、ある意味では勉強にもなる。直近の100局の対局者をざっと見たが、同じ名前がほとんど見当たらない。

対局者は、コンピュータが同じ程度の棋力の相手を自動的に探して組み合わせる。対局を希望すれば瞬時に対局者が決まるのも、このサイトの凄いところだと改めて思った。ただ熱中しすぎると当たり前だが身体によくない。一番負担がかかるのは目だと思う。次は脳みそではないかと思う。先日地下鉄のホームで一瞬頭ボーとして意識を失いかけた。ブログに書いたら多くの方から脳を診てもらえとのアドバイスを頂いたので、今日脳神経内科の検査を受ける予約をしてきた。

お陰でと言っていいかもしれないが、囲碁に対する考えが、がらりと変わった。先日コンピュータがプロ棋士でかなり著名な人を破ったと報道されたばかり。しかしこれはハンデ戦の5子局であってびっくりする程の話ではない。
コンピュータも進歩して、かなり人間の感性に近いアルゴリズムを持つようではあるが、計算はしきれないだろうし、感性だけでも駄目なはずだ。と思うようになった。

2 件のコメント:

geotech さんのコメント...

コンピューター囲碁ですか。私はたまにコンピューターと将棋をしてます。
婆さん(奥さん)はよき理解者ですね。羨ましいです。

senkawa爺 さんのコメント...

geotechさん
コメントありがとうございます。

コンピュータ以後の唯一の欠点(但し手前勝手な見方)は時間があまりにも正確でありすぎることですね。デフォルトが25手を10分以内との設定になっているのです。これが時と場合で結構きつくなります。
でもそれを克服しないといけないとは思っています。

婆さんは結婚して43年になりますが、確かに理解はしてくれていると感謝しています。