2011年11月21日月曜日

孫のバスケを観戦

最近、上の娘の孫とは頻繁に会ったが、下の娘の孫二人とはとんとご無沙汰だった。二人とも中学生になってしまい、その上二人揃ってバスケ部に入ってしまったせいだ。兄の方は小学生の時からバスケをしていたので仕方がないが、弟は昨年までバスケとは全く縁が無く、合気道と習字の稽古に通っていた筈だった。中学校と雖もバスケ部の練習はかなりハードと聞き及んでいるので、兄の方も早くやめないと馬鹿になる一方と心配していたにも拘らず、弟まで巻き込まれてしまった。

弟は小学校までの習い事は両方ともやめて、兄と同じくバスケの練習に明け暮れているらしい。禄に休日も無いようで、当然お勉強の方はお留守になるだろうし、爺様に付き合っている時間なんぞ生まれる筈もない。昨冬はそれでも小学生だった弟がスキーに付き合ったが、今年からはもう駄目のようだ。
何がそんなに面白いか、子供の気持ちは分からない。兄もそもそもは、小学生時代に少し駆けっこが速いのと背が少し高かったので、先生の言われるままに始めただけの話。

弟に至っては背丈はクラス一番のちびすけ、駆けっこもそんなに速くはない。
にも拘らず、中学校のバスケ部の先生が、兄に「弟を連れてこい」と命じたらしい。兄はそれでも選手になれる可能性があるから未だ良しとしても、なんで弟が?娘も不思議に思っているが、本人が喜んでいるので仕方がないようだ。兎に角二人とは1年近く顔を合わせていないので、一度会いたいと思っていた。折よく東京都中学校のバスケの大会が昨日から始まった。

これまでに一度見たいと思っていたので、昨日品川区の会場まで見学に行ってきた。この大会は「東京都中学校バスケットボール新人大会」で各校共2年生と1年生だけの参加である。(3年生は受験準備で秋を以てシーズンが終わるらしい)都内の中学校数は国公立合わせると817校、全部にバスケ部が有る訳ではないだろうが、地区予選を勝ち抜いてこの大会に参加資格を得ているのは男女各64チームだけである。昨日の日曜から23日の休日も使って休日5日間行われる。

トーナメント方式なので、初日に敗退すると後の4日は見に行っても仕方がない。家では、バスケなんて日本人に最も不向きだし、下らない、早く辞めさせた方が良いのではと悪たれを言っているのだが、やはり孫の姿を目の当たりにすると応援に力が入ってしまった。娘や婿さんも一生懸命で、息子プレーの細かなところが気になるらしい。弟の方はベンチでスコアラーを務めている様子だ。タイムの度に監督の前に直立不動でスコアを提示している。

試合結果は、孫の学校が対戦相手の中野区の代表に大差で勝つことが出来た。世田谷から4校出場していたのだが、昨日勝ち残れたのは孫の学校だけのようだ。娘家族は今度の休日も一家を挙げて気が気ではないだろう。小生は久しぶりに孫の嬉しそうな顔を見て十分堪能した。子供は健康で毎日を楽しく過ごすのが一番だ。お勉強の方は、製造責任の一端を担う己を顧みれば、お留守になっても仕方があるまい。

娘が「23日は試合会場が立川だけれど、また来る?」と聞いてきたので、「いや、もう大満足した。これ以上ハラハラドキドキは心臓によくない。今度の休日は気を安んじて立川の先の山に行ってくるよ。」と会場を後にした。

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