2011年11月5日土曜日

なんでだろう

子供の頃から算数が苦手なので困るのだが、最近大騒ぎになっている世界経済に関する話、国内で言えば年金に関する話等、全て数字が出てきて、分子があって分母があって最終的には計算式見たいものに発展するので、殆ど理解できない。今日報道されている「イタリアがIMFの監視を受ける事になった」件もそうだ。イタリアの政府債務残高は国内総生産の120%でギリシャに次いで大きいとされているようだが、日本は確か200%近くで近々1000兆円になると言われている筈。なのに何故かギリシャとイタリアについては大騒ぎで、日本は他の国からとやかく言われないばかりか、円が高くなっていくのは何故なんだろう。

ギリシャ政府の債務が半分チャラにされる理由も分からないし。我が国に比べれば借金が少ないイタリアが、何故こんなにユーロ内の他国から財政についてイチャモンを付けられるのか。政府が債券を発行するのは子孫から借金をする事までは何となく分かる。国内で消化できないから外国の金融機関に売った結果での事も何となく分かる。であるならユーロ全体を1国と考えて、ユーロの中央銀行で参加国全ての国債を引き受けると仮定すれば外国に売ったことにはならないだろうに。ユーロ参加国を合計して政府債務は総生産の何%になるんだろう。日本みたい200%にはならないだろう。

もっと不思議なのは通貨の売買。どういう人種がこれに関わるのか知らないが、円が高くて困るなら、7兆や8兆と言わず50兆でも100兆でも売ればいいだろうと思ったりしてしまう。そもそも通貨だけを売買すると言う発想はどうして湧いてきたのだろう。逆転して考えれば、日本政府がドルもユーロも元も通貨として認めるとどういう事態になるのだろう。外国で、その国の通貨よりドルでの支払いを歓迎する国があったような記憶もある。

分かっても分からなくても関係は無いのだろうが、財政とか経済に関する話と言うやつ、どうも誰かが誰かを煙に巻いたりして、その実そいつはやりたい放題でニンマリしているように思えてならない。
下司の勘繰りかな。

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