2011年5月4日水曜日

気分はガキ大将

今朝はすっきりとした五月晴れ、昨日は今日ほどの快晴には恵まれなかったが、予て計画していたこの連休唯一の行楽、奥多摩ハイキングに行ってきた。今回は連れが二人もいる。1人は3月の生籐山ハイキングにも一緒した我がトレーナーとも言うべき整体士Iさん、もう一人は我が家の向かいに住むEさん。実はこの二人が看護師の有資格者で、昔職場を共にした友人とは露知らなかった。それがひょんなことから分かり、それならばと言う事になった行楽。

整体士Iさんは高校時代相撲部員だけあって堂々の体格だが、毎日10kmのランニングを欠かさないスポーツマン。趣味は鉄道と富士登山だそうだ。以前から富士には誘われているのだが、彼の富士は東京発朝4時何分かの日帰りなので、年寄りには無理と言ってずっと遠慮している。代わりにこちらが近くのハイキングを持ちかけ、こっちに引きずり込みつつある関係。

Eさんは現役で練馬の病院に勤務中、病院の近くの農家から野菜を買っては持ち帰り、我が家ではしょっちゅうそのおすそ分けに与かっている。彼は看護師資格を自衛隊で修得した元自衛隊下士官。我が娘たちより少し若いので少し後輩であるが、娘たちとは勿論昔の遊び仲間。特にIさんのように山歩きが趣味と言う訳ではないのだが、同行するのが前の家の小父さんと聞いて「それならおれも連れていけ」と言う事になったらしい。

元自衛官だけに体力には自信がありそう。聞くと練馬の病院までの通勤に毎日片道50分程歩いているらしい。取敢えず彼に古いリュックサックとストックを渡し、靴はスニーカーでいいから、軍手と水筒だけは忘れずに7時に迎えに来るように言っておいた。約束通り7時に玄関のベルが鳴った。外に出ると少しどんよりしている。

天気予報は昼までは持つが、午後には降り出すと言っている。彼は当然雨具も無いし、無帽である。婆さんを交えて相談して、帽子は家に戻って取ってこさせ、雨具は取敢えず我が家に有ったビニール製レインウェアをリュックに入れて出発した。千川駅でIさんと落ち合い、新宿発7:44のホリデー快速で御嶽迄乗り換えなし。結構な混み具合だが、千川から鉄道マニアのIさんの言う通りに乗り換えが出来たので、どんぴしゃと座る事が出来た。

御嶽駅も相当な混雑だったが、慌ててもしようが無いのでゆっくり構えて、臨時バスに乗り、次いでケーブルカーの正面に陣取り標高800何メートルかの山頂駅迄の景色を楽しむ。ここから少し登ると御嶽神社、残念ながら黄砂に曇って下界は見る事が出来ない。Eさんスカイツリーも東京タワーも見えないと不満そう。安全祈願のお参りの後、支度を整え10時半からいよいよ大岳山に向かう。

登山道は整備されているし、陽気も暑すぎず寒くも無く快適だ。視界不良にやや不満だったEさんも、流石に「山の空気は良いですね。」と言ってくれたのでやや安心。山頂に近付くと登山道が少し険しくなり、軍手を忘れるなと言った意味が分かってくれた筈だ。お昼少し前に山頂に到着。前に来た時は富士山がきれいに見えたが、今回は全然ダメ。早速昼飯にして、婆さんが用意してくれた食品を分配、二人はあっという間に平らげる。

12:45鋸山と愛宕山神社経由で奥多摩駅を目指して下山を開始。これまたIさんの計算で、地図上の標準タイムが3時間だから、4:23のホリデー快速には間に合うだろうとの事。こちらは天気が心配だったが、予定通り3時間ほどで、降り出す前に奥多摩駅に到着。6時には池袋に着いて、焼き肉屋で反省会。久し振りにビールのジョッキを一気に飲み干してしまった。

初参加のEさんも楽しんだ様子で、今度は靴も揃えますから又何処かに行きましょうとの事。昨年までは圧倒的に単独行が多かったが、娘と同世代の青年、しかもトレーナーと看護師を引き連れて山に行けるとなるとこんな嬉しい事はない。

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