2011年4月26日火曜日

健康法考察 運動のしすぎも

昨日サラリーマン時代からの友人と久し振りに会食した。彼は小生より一世代若いが、官僚であったので既に第2の人生に入っている。共通の知人が今年早々に亡くなった事があり、その追悼を兼ねての会でもあった。故人を中心にした昔話から発展して、互いにこれからの人生を如何に生きるかが中心的な話題になった。彼は私に比べれば大分若いが、既に社会的な地位とか名誉、経済的な執着からは離れている。「英語で言えばQuality of Lifeに尽きますよ。その為には健康が何と言っても大切。」だそうだ。

勿論私も全く同感で、いろいろ参考になる話しを聞いた。彼は髪も黒々して年寄りじみたところが無い。最近はランニングを習慣化し、勤務後に皇居2週マラソンを走ったりしてトレーニングをして、時にはフルマラソンも走ったりしているとの事だ。勿論通勤時も結構な距離を歩いてもいるらしい。そんな事だから、酒の量も昔に比べると随分少量だったような気がするし、魚を中心とした食事で時間も比較的早めに切りあがった。

ランニングは昨今流行りの健康法だから、70歳を越している同輩にも、月に100キロ以上走る事を生活習慣としている人が何人かいる。それだけ体力を維持している人達を予てから羨ましく思っていたのだが、彼が言うには「本当のところは60歳を過ぎたらランニングはお勧めできいない。」理由は「心臓が丈夫になるのは結構だが、身体の諸機関の中で心臓だけ強化すると他の臓器とのバランスが悪くなってしまうので…途中は失念したが…具合が悪い事が起きる。」何でも一生走り続けないといけないらしい。

彼は心拍が50だか60以上に上がらないらしい。小生も心拍を土日プールから上がった時にいつもチェックするが、70以下になった記憶が無い。詳しい事はもう忘れてしまったが、過ぎたるは何とやらで、年寄りに冷や水も程々にしないと却って体の害になりそうだと聞いてほっとした。小生も健康のためと思って必要も無いのに毎日一生懸命に歩いたり、週に1,2回はプールに行ったり、整体に行ったりしている。ところがその手の事を一切しない婆さんの方が遥かに健康で、体も柔らかい。悔しくも不思議でならない。

昨日の彼もフルマラソンの後は気をつけないと却って風邪をひきやすいとの事。運動のしすぎで抵抗力が低下する事もあるらしい。小生は運動のし過ぎでもないのにすぐに風邪をひく。婆さんに笑われながらしている独自の健康法の見直しが必要かもしれないが、何事もボチボチするに限ると改めて思ったところだ。

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