2010年8月18日水曜日

いい加減だなぁ 我が宗教観

旧盆も終わったので夏も残りわずか、酷暑に耐える我々はもう少しの辛抱だし、子供たちはは少し宿題を心配した方が良いかもしれない。お盆は終戦記念日と重なるので、靖国神社参拝が帰省ラッシュと並んで定番の大きなニュースになる。今年は閣僚の参拝が無かったようだが、無ければ無かったで国内的には大きなニュースだ。流石に中国や韓国ではニュースにならなかったろう。なのに内閣は態々韓国併合100年と言う事で「お詫び」の言葉なんか出して、要らざる騒ぎを引き起こしている。

外交なんて難しい事は分からないが、こういうメッセージは先方からも欲しいと言ってくるのかなぁ?ただでさえ首をすくめている内閣が何故こんな事をするのだろう。偉い人の考える事は凡人の理解を超えている。宗教心の薄い人間だが、今年は珍しくお盆に仏様にお参りした。その時は亡くなった両親や兄達が家に戻って、生きている我々と一緒に食事をしてくれたわけだ。

これで素朴な疑問が湧いた。殆どが仏教に帰依していると言われる日本人が、よりによって仏教最大イベントのその日になんでお宮さんに行くのだろう?神社に祀られている御魂とお寺に祭られている仏とは違うとしたらおかしくないか。この辺のいい加減さが日本人の良い所かもしれないが、外国人からしたらとても理解できないだろう。屁理屈を言いだせば、お盆に靖国神社は御魂不在と言う理屈だって成立しかねない。

もっと言えば、態々負けた(手を上げた)日を選んでお参りするのもいかがなものか。安倍元総理や石原都知事がいくら勇ましくても、12月8日の開戦記念日は少し勇ましすぎるので、せめてサンフランシスコ条約が発効して日本の独立が認められた日(4月28日)にした方が鎮座する御魂に対しても余程言い訳が立つのでは、と余計な心配をしてしまう。それこそ中国韓国と裏で話を着けて、総理の公式参拝を実現したら民主党のイメージも少し変るかも。

それにしても明治維新当時、政府のご都合主義(と思うのだが)で国民の意思を無視して行った廃仏毀釈なる蛮行のつけが、未だに尾を引いている感は否めない。天皇家の宗教観なんかも江戸時代までと明治以降では、政治によって恣意的に歪められているのではなかろうか。関西に行けば天皇家縁の寺なんか掃いて捨てるくらいあると思うのは間違いかな。自民党最後の総理はクリスチャンだそうだし、公明党なんてなんか宗教くさい党もあるし、日本人は皆小生同様いい加減だなぁ。

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