2010年6月4日金曜日

新政権への餞

どんな季節でも天候が定まりにくい我が国にあって、今週は珍しく天候が安定して爽やかな1週間だった。お陰で京都への小旅行も気分よく行ってくる事が出来たし、仕事も新しい人への引き継ぎがほぼ完了したので気分が極めてすっきりしている。そのうえ気になっていた鳩山政権についても結論が出たので余計気分が良い。

鳩山さんの辞意表明が観光旅行初日だったので昨日迄ドタバタした報道を見ずに済んだのも幸いだった。夕べは家で夕食だったが、夕食後は婆さんから「由紀夫チャンのスピーチはずいぶん立派だったよ。上から目線とくさす向きもあるが始めから終りまで聞けば決してそんな事はない筈。全文が掲載されている新聞ページを取っておいたから明日にでも読んでみたら。」だけを聞いて、後は旅行中の写真を見せながら土産話をしただけでニュースも見ずに寝てしまった。

今朝改めて読んでみたが、成程良く出来たスピーチだと思う。尚新聞を読むと彼は今期一杯で衆議院議員も辞すらしい。総理をやった人間が1議員としてうろちょろするのはみっともないから直ぐにでも辞めた方がいいとも思うが、彼には対ロシア外交をさせて見たかったので残念と言えば残念でもある。誰が志を継ぐのかなあ?勝谷誠彦のメールを読むと北朝鮮の金正日体制の内部が相当に揺らいできて、金正日の当事者能力が無くなり高官同士の殺し合いが始まっているらしい。ひょっとすると内乱の可能性もあるのではなかろうか。

となると、気になるのは中国とロシアの動向で、アメリカは考える事する事が荒っぽいから余り頼りにしたくない。なんて事を考えるのは小生だけかもしれないけど。何れにせよ鳩山さんが日米関係に一石を投じたのは間違いではなかったと思う。自民党は今度の参議院選挙の公約にインド洋でのガソリンスタンドの再開を掲げるようだ。国益と軍隊の使い方なんて事は難しすぎてよく分からないのだが、なんて馬鹿な事を言うものか思っている。

何れにしても自民党が政権の座に着く事はないので心配はしないが、選挙の足しならないとされた外務や防衛問題でも、足しにならずともマイナスに働くと素人が偉そうに論評して総理の首をと取ってしまう時代である。新政権ではつまらない事で上げ足を取られない慎重な布陣をしてほしいものだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お説、御尤も。暫く静観しましょう。

senkawa爺 さんのコメント...

匿名さん
いつもコメントをありがとうございます。
暫く静観と思っていましたが、民主党の動きは早いですね。
対する自民党の動きが遅いので若干やきもきします。未だ与党ボケは治りませんね。