2010年2月10日水曜日

河野太郎

自民党は救い難いと思っているが『河野太郎』は面白い。前回の総裁選挙で旧体制をケチョンケチョンにやっつけて、老人の総退陣を迫った時町村信孝から「いいかげんしろ!」と脅かされる映像がテレビで流れた。この時も内心「もっとヤレ!ヤレェ~」とエールを送っていたのだが、よく首にならなかったものだ。と思っていた。そしたら昨夜婆さんが「今日、河野太郎が国会で頑張っていたわよ」との事。あの町村が筆頭理事を務める予算委員会で質問をしたらしい。自民は前の臨時国会では小泉純一郎の2世を予算委員会で質問に立たせたりして、何を考えているのかねと思っていたが、流石のアンシャンレジームも幾ら河野を憎たらしいと思っても背に腹は代えられなかったのだろう。

早速今朝インターネットで聞いてみた。53分しか時間を貰えなかったようだが、確かに良い質問をしている。特に国交省馬淵副大臣と前原大臣に対する質問は素晴らしい。新政権の評価するところは評価したうえでの質問である。要は新政権の天下り団体(道路保全技術センター)についての取り扱いである。民主党も野党時代はさんざん突っ込んでいたのに、政権を取ったらやっぱり官僚には甘いね。と云う事を明確にしている。河野太郎は天下り官僚の旧道路局長の嘘を暴いて告発すべき、と迫っている。これにはあの前原氏馬淵氏でさえタジタジだ。旧政権時代自民党仕分けチームで槍玉に挙げながら何もできなかった事を忸怩たる思いがあるが、現政権が行っている。と質問中に何度も繰り返していたのが印象に残る。

彼は前から自民党に居残って、自民党を変えると言っている。これが私にはよく分からない。既に自民党が死に体である事は彼も十分に分かっているだろう(舛添要一でさえ認めている)。彼からすれば今更民主党になんか行けないし、と云う事だろうが、このまま自民党と一緒に沈没させるには惜しい人材だと思う。昨日の質問も良かったが、前々からテレビなどで度々発言している新政権における社民党福島党首の発言に対する批判も正論である。同じ昭和30年代生まれでも石原伸晃や石破茂辺りには清新さを感じないが、彼には未だ感じるものがある。自ら言うように墜落寸前の飛行機から落下傘で一人飛び降りるのは勇気も要るだろうが、『頑張って新しい世界に飛び出せ!』と言いたい。

2 件のコメント:

tak さんのコメント...

私は予算委員会を見ませんでしたが、河野太郎氏について同感です。
彼は親父似でりべラルですので、自民党では結局のところ浮かばれないと思います。民主党に来てもらいたい政治家ですね。

senkawa爺 さんのコメント...

takさん
コメントをありがとうございます。
河野氏も参議院の田村氏のように自民党を離党、結果的に民主党に入党となればベストだと思います。しかし彼は既に5回生になっていますので、今更民主党に行って新人扱いされたのでは、と逡巡しているのではないでしょうか。取敢えず離党してほしいものです。